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C-C-B楽曲レビュー⑦「ハードボイルド物語」

マニアックな曲を中心にお送りしている
C-C-B楽曲レビューコーナー。笑

今日は「ハードボイルド物語」。

1986年のアルバム「冒険のススメ」に収録されている曲です。

この曲はですねーー なんだか「普通」なんですよね。
80年代くらいのアイドルのアルバムにいかにも入ってそうな曲です。

作詞は松本隆氏、作曲は筒美京平氏のゴールデンコンビですねー。
なんかわかる気がする。

C-C-Bの曲はひとクセあったり、
時代の斜め上を行くものが多いのですが、
この曲は引っかかる部分があまりない。

そう言う点では異色の作品だと思います。

でもね、C-C-Bの事を封印して忘れてしまっていた時期に、
ふと思い出して口ずさんだりしていたのはこの曲なんですよ。

松本&筒美コンビの曲は、
こうやって聴衆の脳裏に何気なく居座ってしまうんですかね・・。

アレンジはドゥー・ワップな感じのコーラスが入っていて、
明るくも切ない雰囲気があります。
バックコーラスの「ワッシュワイワイ ワッシュワイワイ」が
効いています。

イントロはなくいきなり歌い出しますが、
その前にコツコツと靴音やジッポを開ける音、
フィンガースナップの音が入っていたりと、
遊び心も織り込まれています。

メインで歌っているのは関口さんなんですよね。

関口さんが歌う歌はリアリティのある恋愛の歌か、
生々しい曲が多いのですが、
「ハードボイルド物語」はリアリティは無く、
映画のワンシーンのような風景が広がり、
そういう面でもちょっと特殊な感じがします。

歌詞の世界観は、
ちょっと情けない探偵のお話になります。

チャイナタウンで一目惚れした女性に、
本当はクールなハードボイルドを決めたい主人公の、
ドギマギと揺れる心情を描いています。

こういう情けない男系の歌は渡辺さんっぽいのだけど、
渡辺さんは最後の一部を歌っているだけです。

でもこれは関口さんが歌った方が
渋さが出て良いですね。(人生経験一番豊富だしねw)

個人的には「さっきの謎の美女さ〜」の「さぁ〜」の
言葉尻が少し「あ〜ん」って感じになる歌い方が
色っぽくて好きです。笑

ちなみにハメットってどんな人か調べてみました。
ネットで拾った画像ですがこんな方です。


おお、ハードボイルドだ!笑


TikTok だけどライブの映像もありました!!

この頃の関口さんシュッとしててかっこいいね。

やっぱりライブに関口さんがいると
観客を引っ張る力が二馬力になって華やかだね。



ダークなバーのシーンで、
主人公が探偵だったり怪しげな女が出てくる歌なのに、
どこか爽やかさも感じる不思議な曲です。

それはコーラスが何気にきれいだからかもしれません。

意外と今くらいの季節に聴くと良いかも♪


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