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バンドで厚みのある音を出すには

昨日の記事で、バンドの上手い下手について、
音楽知識がないながらも書いてみました。

C-C-Bは楽器をやっている人たちからの「演奏が上手い」とか
「音に厚みがある」なんてコメントをよく見かけます。

確かに音楽知識のない私が聴いても、
4人しかいないのにスカスカした感じがなく、
音に迫力あるなと思いますね。

と言うことでその「音の厚み(音圧)てなんぞや?」という所を
深掘りしてみました。

ちなみに音の厚み「音圧」と音の大きさ「音量」は別物だそうです。

まだ技術レベルが足りないバンドは、
音量を大きくして迫力を出そうとして、
うるさいだけになってしまっている所もあるのだそうだ。

それじゃ音の厚みはどうしたら出せるのか?と言うと、
共鳴させる事が大事らしい。

それにはメンバーの鳴らす楽器の
チューニング、テンポが合ってないとダメな訳です。

音階の隣同士の音は同時に鳴らすと
不協和音を奏でるようで(ドとレ、ミとファとか)、
例えばギターとベースの音のチューニングが合ってなくて、
少し音がズレただけでも不協和音になってしまう。

その状態で音量を上げるととても耳に痛い音になるそうで、
そうなるとライブ会場のPAさんは
音を下げざるを得ない=音が小さくなって迫力が下がる、
という事らしいです。

また、テンポがズレていても、きれいに共鳴しないのだそう。

ピタッとテンポが合うと、
楽器同士のハーモニーが空間にブワッと響くんだとか。
また、キメの部分で全部の楽器の音がバッチリはまると
厚みがあると感じる。 まぁそうだよね。

音質を考慮する事でも楽器同士の音が良い感じに混ざり合うかどうかで、
響きは変わるそう。

ギターだったらイコライザーを使って、
自分の良いと思う音だけでなく、
バンドの中で良い音というのを作れるかどうか。

全部の楽器の調和、バランスを考えての音づくりも重要らしい。

そして調和を取るためには、
どれか一つの楽器の技術が足りないだけで、
これまたバランスが悪くなってしまうので、
全ての楽器のレベルが高くないと、
一体感やバランスの良さは生まれないのだろう。

と、いろいろ調べたら、聴き手が心地よい音を奏でるには、
やる事いっぱいあるんだなぁと思いました。

演奏の上手い下手とかって、楽器をやったことない人からすると、
早弾きとかギャンギャン音を鳴らしている人が凄いと思っちゃうけど、
上手さっていうのは聴く人の耳や体にすんなり馴染んで、
それでもって思わず体をゆすりたくなってしまうような音が
出せるかどうかなのかもしれない。

こちらの記事↓でも書いたけど、
楽器の上手さとは丁寧に淹れたコーヒーみたいなものじゃないかと。

車の運転にも通じるかもな。

運転の上手さって、ドリフトでギュン!と
縦列駐車しちゃうような技もすごいけれど、
安定した走行が出来る事も上手さだよね。

でもそう言う上手さってあんまり上手いって認識されなかったりもする。
何の心配も疑問もなく乗っていられる。
同乗者にそう思わせるのが運転の上手い人だよね。

音楽もいかに丁寧に、
聴く人の耳に心地よい音が出せるかというのが、
演奏の上手さかもしれない。

もちろん、音がスカスカにならないように、
音同士の隙間がないような計算も加味しつつ。

C-C-Bの演奏が上手いと言われる点は、
メンバー全員がそこをちゃんと出来るって事なのかもね。


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