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<C-C-B聖地巡礼の旅> 〜熊本・南阿蘇③〜

高森から隣の駅「見晴台」まで歩きます。

地図上の計算では徒歩15分。

うちの近くだったら15分くらい歩くのは何て事ないのだけど、
何も無い一本道をひたすら歩くのはとても長く感じる。


どこまでも続くよ〜


そして迫る電車の時間!

病み上がりの体に鞭打って早足で歩きます。

なぜならその次の電車は2時間後になるのです。
それだとまた立野駅での接続が悪くなってしまうので、
何としてもこの電車に乗らなければならないのです。

でもこの道、とっても景色が素晴らしい。
「見晴台」という名前は見晴らしの良い場所だったから
この地名になったのだとか。

立ち止まって写真撮ったりしてしまいます。
(時間がないんだってば!)


阿蘇五岳がばばーんと見渡せます


なぜ隣の見晴台の駅に行きたかったのかと言うと、
この駅は笠くんのソロ時代のアルバム、
「ハイランダー」のジャケ写で使われた駅なのです。


この駅舎が写っています。
よかったら画像検索で探してみてね。


ちなみにちなみに、
この駅は何年か前の午後の紅茶のCMでも使われたんですよね。

熊本地震の応援の意味もあったみたいだけど、
駅舎が可愛くてロケーションの良さも選ばれた理由なんでしょうね。

↓このCMね。


ほんわかしていてキュンとして良いCMだと当時から思っていました。
まさか笠くんと繋がりがあったとは!


駅には自販機がありますが、全部午後の紅茶です。笑



良いなーこの雰囲気。



上白石萌歌さんの立ち位置の
バミリテープが残されています。



小さな無人駅です。
駅舎の中は待合室になっています。


ベンチがあるだけの駅舎


駆け足で廻った南阿蘇ですが、とても素晴らしい所でした。

笠くんのブログでは南阿蘇から東京に行くと
空気が黄色く見えるとありましたが、
私はそこまで違いはわからなかったけど、
空気が澄んでいたのは間違いありません。

そして至る所で清水が湧いている土地は、
きっと良い気が流れているに違いないと思います。

あと、阿蘇山の南側に位置しているので、
雰囲気が明るいんですよね。

笠くんの家の場所は詳しくは書きませんが、
南阿蘇鉄道から見えます。

私が見た南阿蘇の中でも一番景色が綺麗な所でした。

もともとご先祖の代からこの辺りの方だったのかもしれませんが、
この場所に居を構えた笠くんのお父さんは、
「生きる上での大切な事」を知っている方なんじゃないかと思いましたね。

東京で心身共にボロボロになってしまった笠くんを、
有無を言わさず阿蘇に連れ帰った。

それはきっとここに住めば元気になると
お父さんは確信していたのかもしれません。

暖かい人々、清々しい空気、清らかな水に囲まれて、
実際笠くんは元気を取り戻しました。

笠くんの家は電車の中から見る事ができましたが、
今はどなたも住んでいらっしゃらないようでした。

仙人のブログでは、まだお父さんがいてお母さんがいて、
犬のリッキーくんと猫のチョビさんと
賑やかに暮らしている様子が書かれていましたが、
もうここには誰もいない。
(お母様はどこか別の所で暮らしていらっしゃるのかもしれませんが)

時間の流れというものを感じました。
全ては移り変わって行くのだと。

ブログではお庭はきれいに手入れされて
花壇にお花が植えられていた写真を見かけたりしましたが、
今は何も無く、でも雑草とかも生えていなかったので、
誰かがきちんと管理しているのだろうと思いました。

トロッコ列車では以前、ほんとかどうかわかりませんが、
笠くんの家の前を通る時「元C-C-Bの方の家です」と
アナウンスがあったとか・・。(おいおい)

私が乗った時はアナウンスは無かったですけどね。

丸山さんが笠くんの家に泊まった時に、
庭先を走るトロッコ列車に手を振ったというお話をされていました。

笠くんも庭先に出ていた時に、トロッコに手を振ったりしたのかな?
その時に乗りたかったなぁ。

沿道の手を振ってる人を見て、
笠くんと重ね合わせてしまう所もありました。

なぜならあの屈託のない人の良さ、人懐っこさみたいなものが、
笠くんと重なったのです。

笠くんは東京にいる時から人懐っこい感じはありましたが、
まだ若かったというのもあるけど、尖った部分もありました。

だけど後年の笠くんは角が取れて、
自然体で素朴な人柄が滲み出ていましたね。

それはきっとこの南阿蘇の地で培われたものなんじゃないかと思いました。

南阿蘇の人に囲まれて、水や空気を味わううちに、
南阿蘇人になったんだろうなと。

関東の人間としてはちょっとサミシイ気もするのですが、
笠くんはそれで良かったと思います。

笠くんの愛した南阿蘇の土地。
その空気感丸ごとが、まるで笠くんそのものの様で、
南阿蘇の地に立っていると笠くんの
大きな空気の塊に包まれている様な感覚がしました。

涙目の理由の正体はそれかもな。

ここの写真は撮りたい!
と焦りながら見晴台駅で写真を撮っていると、
5分もしないうちにカタンカタンと電車がやって来ました。

ギリ間に合った。(ほっ)

これも丸山さんが話していたのですが、
「音の無い静かな所で、
遠くから『カタンカタン』という音が聞こえてきて、
だんだん電車が近づいてくるんだよ」と言っていたそのままの感じでした。

最後はバタバタでしたが、とても素敵な旅でした。

ありがとう笠くん。


ばいばい笠くん。


復路はトロッコ列車ではなく、普通の列車で立野まで戻りました。
インバウンドのせいか、外国の方がほとんどでしたね。

私は次の日に妹の所に移動しないといけなかったので、
アクセスの良い場所に宿泊しましたが、
南阿蘇をもっと堪能したい方は南阿蘇に宿泊しても良いかも。

そして次の日バス移動の途中でJR阿蘇駅辺りを通ったけど、
JRの阿蘇駅は南阿蘇から見たら阿蘇山の向こう側になるので、
雰囲気はちょっと違います。

お店ももうちょっとあって、リゾート地って感じでした。

以上、南阿蘇レポートでした。

ご参考になれば幸いです♪


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