神様と世間へのお願い

27歳になりました。

27歳の希望は、「世界で一番綺麗で世界で一番大好きな人に、私史上最大に美しい姿で死ぬこと」です。

だから、どうか神様と世間は私の最後の願いをお許しください。

この世に生まれてからずっと、地獄のような日々を生きてきました。

きっと傍目にはそう見えなかったでしょう。

不安定な所はありつつも、いつも笑顔で優しくて、頑張り屋でたまに天然でふわふわとしてて何か楽しそう。

そんな風に他人の目に私は映っていた事でしょう。

だけど、私の内面はいつもギリギリな状態だったのです。

小児喘息、アトピー、発達障害、毛深さ、貧乏なのにスパルタ教育。

生まれながらにして成果を求められるブラック企業のような家庭で育ちました。

傍目から見えていた私は、母の教育の賜物のおかげです。

しかし、私には自由がなく、いつも疲れ果て死にたくて死にたくてたまらなかったのです。

それを吐き出す場所も、母に奪われ続けました。

私の人生で、「私の意志・希望」が叶ったことなどございません。

着たくもない洋服を着させられ、私が欲しいなと思うものは何一つ買い与えてもらえず、逆らえば母から倍になって激昂されます。

まだお金を稼ぐ力のない私には、従うしか生きる道はなかったのです。

誰かに相談しても、「にゃんちゅうのお母さんがそんな人なわけない。それは、子供を思っているからだよ。親を悪く言うもんじゃない。子供だ。」そう言われ続けました。

子供で一体何が悪いのでしょうか。

だって、私は疑う余地もない子供の年齢だったのですから。

そんな地獄を生きながらも、健気で優しい私は周りに迷惑と心配をかけまいと必死に楽しく・明るく・元気に生きようと知恵を絞りました。

貧乏で食べたいものも食べられず、身体はアトピーの膿だらけで、喘息もあり汚い服を着させていられるのにも関わらずー。

私が強くなればいいんだと未来を信じ気丈に生きていましたが、悲劇はまだ終わりません。

そんな私に、更なる不幸は降りかかってきます。

それは、性犯罪です。

内容は思い出したくないので割愛させて頂きます。

私は、何も悪い事をしていないのに自分がとんでもない罪を犯したような気分になりました。

この事を言うと、私はいよいよみんなから見捨てられる。

そんな思いでした。

しかし、私だけでなく被害が他にも及ぶ可能性が有ると思い、私は淡々と親に事象を説明しました。

その時、私は6歳でした。

私が淡々と話すもんだから、母親は「私がまだ幼いから何もわかってない」と思ったようです。

確かに、私にはよく意味がわかりませんでしたが心は大きくダメージを受けていました。

しかし、冒頭のように私はいい子で生きていかねば死んでしまうので、それを隠して努めて明るく優等生として生きていました。

だけど、そのような性犯罪は1回だけでなく、時をかえ場所を変え私に度々襲い掛かってきました。

私は、その度に笑い話として話していました。

本気で何も感じていないと思っていたのです。

でも、実はそうではありませんでした。

進路も常に自分の自由意志と反して親から決められた通りに歩むしかなかった私は、大学生になり束の間の自由を得た瞬間、「男遊び」が止まらなくなりました。

今思うと、その衝動はこれまでの積年の男性に対する恨みだったのだと思いますが、当時の私には何がこんなにも私を突き動かすのかわかっていませんでした。

そして、大学を卒業し、社会人となりました。

ようやく、自由が手に入る。

これから幸せになれるんだ。

と喜びに震えていましたが、祖母が死にました。

大好きな彼にフラれました。

心はついていかないものの、もう立ち止まる事は出来ません。

これまでも、何が起きたって私は立ち止まる事なく乗り越えて歩み続けてきたんだから。

そう、思い社会人になりました。

しかし、夢見た未来とは程遠く、そこはセクハラ、パワハラ、長時間労働地獄でした。

なんだー。

地獄の2丁目から地獄の3丁目に来ただけじゃん。

そう思いました。

しかし、どうしても親元から離れたかった私はまたもや自分の心を殺して働き続けました。

紆余曲折を経て、ようやく信用出来そうな人と婚約前提でお付き合いをし始め、仕事も安定しだし、理想の人生を生き始めたところ、私はまた激務な所に異動となり、どんどん崩れていきました。

そのストレスと男性に対する怒りから婚約者に恐ろしく強くあたり、まるで女王様のように振舞っていたせいで、私はフラれました。

その際に言われた言葉は「何でそんなに必死に働いているのかが俺には分からない。もっと自分を大切にして」というお言葉でした。

その瞬間、これまで必死に必死に幸せになろうと精神を捻じ曲げて努力してきた私の人生全てを否定されたような気がしました。

壊れそうでギリギリな状態を保っていた私の心は、見事に砕け散ったのです。

そこから、私は立ち上がれません。

誰の事も信用できません。

1人で必死に生きてきました。だけど、私は幸せになれませんでした。

もう、生きる気力が湧きません。

抜け殻の状態です。1年半たっても、何をやっても、誰と会っても、何を見ても何も感じません。何も希望が湧いてきません。

全てがどうでもいいのです。

大好きな人と幸せな家庭を築くこと、無条件に愛されること、世界中を旅行すること、素敵なお洋服を着ること、美味しいものを食べること、脱毛すること、美しい肌で美しくメイクをすること。友達と沢山写真を撮ること。喜び、悲しみ、笑い、泣き、愛し愛されること。

私が望んだこと、夢見たことは何一つとして叶いませんでした。

誰も叶えてくれないから、1人で叶えようと、自分で自分を幸せにしようとボロボロの体と心で必死に頑張って参りました。

だけど、もう限界です。

もう無理なのです。

そんな希望は何一つとしてわかず、狂ったように涙が溢れ続け、食べるのも億劫です。

毎日思うことは「死にたいです」

それが、今の私の希望なのです。

だから、誰か冒頭で説明した私の希望を叶えてください。

ここまで頑張ったご褒美を下さい。

そして、痛みも悲しみも感じない無の空間へ最後くらいは幸せと思いながらそこへ連れて行ってください。

私には、働ける気力がないのでお金がありません。

どなたか、助けてください。

何故、私を傷つけてきた人々は幸せに生き、私はこんなにも地獄なのでしょうか。

どれだけ地獄でも、私は周囲には優しくしようと努めてまいりました。

神様、どうか褒めてください。

どうか、あなたのお近くに行かせてください。

最大限努力しましたが、私は私を救うことが出来ませんでした。

私を救うことが出来るのは、もはや神であるあなた様しか居ません。

どうか、お救い下さい。

私はもう疲れたのです。

「死」という究極の幸せに連れて行ってほしいのです。

エーゲ海の真っ青な海を見つつ、レモンの匂いをかぎながら、何も怖くないよと私を抱き、連れて行ってください。

それが最後の私の望みです。

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