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設立資金についてのお話

おはようございます! こんにちは! あるいはこんばんは!
猫宿出版です!!

毎週書くと言いながら、先週は諸々の事情で時間が取れませんでした!
その分今日は頑張って書きますのでぜひ読んでください!!(いつも頑張って書いてます!)

さて、まずは恒例の前回記事の紹介。
前回は弊社がデザイナー様に依頼して作ってもらった三つのロゴについてでした。
まだ読んでない方で興味がある方はぜひ下のリンクからお読みください!
そして! できればハート♥️を押していただきたいです!!
何故かこの記事だけハート0なんですね。

では、ようやく本題。
設立資金のお話です。
何かをするためには労力だったり、時間だったりが必要になりますが、もう一つ、お金がかかります。
それは、先週お見せしたロゴを制作いただく費用だったり、様々なシステムを利用する費用だったり、外部委託いただいている方への報酬などがあったりします。
作家様への報酬は、実売部数に応じた印税ですので、固定費ではありませんが、売れれば売れただけ作家様が潤う仕様になっています!(推しの作家様のためにもぜひ!! ……半分冗談です。実際には読んだ後のレビューを書いていただいたり、文章はちょっと……という方でも星⭐️を押していただけるだけでも応援になりますので何卒!!)

……話が少しそれました。
実際、売るものを作るためには、その前段階で様々なお金がかかります。
すでに初期費用の捻出に関しては方針は決まっていたのですが、弊レーベルで出版する作品の相談を作家様にさせていただいていた際、とある方からこんな質問が出ました。

「資金はどうするのですか? クラウドファンディングを利用しますか?」

答えは、即答で「しません。自己資金だけでやります」でした。
ではなんでクラウドファンディングをやらなかったのか?

具体的な数字は控えますが、正直なところ、当時も今も、私自身が自由にできるお金はそれほど多くありません。
人によっては心もとない、というかもしれません。
そんな中、活動に賛同していただいて、支援として初期費用の捻出が可能なクラウドファンディングというシステムは、非常に魅力的に映る、というのも頷けます。
しかし、元々クラウドファンディングでの資金調達は考えてもいなかったのと(クラウドファンディングについては知っていました)、聞かれた際にも一応考えましたが、答えは先に書いた通り「しません」でした。

理由は多々ありますが、まずは初期費用については手持ちの費用で何とか捻出可能だろうという試算があったこと。
初期費用は調べれば調べるほど必要な金額に幅がありました。
例えば、弊社では作者様やイラストレーター様との契約書について、外部システムを介した電子契約書を利用しています。
サービスによってシステム利用料は大きく違いました。
絶対とはいえませんが、お金を多く出せばその分より良いサービスを受けられるのは間違いありません。
ただ、必要な質を確保しつつ、今の自分にとって過剰と思われる部分を出来るだけ削減していけば、目が飛び出るような利用料を支払わなくても大丈夫というのもあります。

また、逆に自分の手が届く範囲で少しずつ造っていく、という想いもありました。
素敵な見た目の専用サイト、目をひくような宣伝PV、各種有料広告。
お金を支払うことにより、売上を上げる方法は確かにあります。
しかし、私が猫宿出版、ニャンブックスを設立した理由は、出版する場の提供です。
そして「出版してお終い」、ではなく、「継続して出版物が発売されること」が重要です。
継続して出版物が発売されることは、「一度出版された作品が末永く販売されること」、「新作が定期的に出版されること」二つの意味があります。
そのためには出版社である弊社が無理をしないことが重要になると私は考えています。

外部から資金を調達した場合、手元にたくさんのお金があるせいで、身の丈に合っていない支出をしてしまうかもしれません。
また、多かれ少なかれ資金援助をしていただいた方々のために、活動の内容が左右されます。
上手くいっている場合は問題ないかもしれません。
でも全てが想定していた通り物事が進むのは稀で、思ったより良い方向、悪い方向に進むことがあるのは必然であると考えます。
その際に必要なのは、その場面場面にあった無理のない柔軟な対応だと思います。
無理をしてしまったせいで資金が続かず、廃業、もしくは新刊の停止になってしまっては元も子もありません。

また、私の信条として、「私の手、目が届く範囲の人に私ができることをしよう」、というのがあります。
猫宿出版設立は、業界を変えよう! とか界隈の全ての人に救いの手を! などといった大仰なことを考えてはいません。
「私の見える範囲に困っている人がいる。何か私にできることは?」が原点です。
もちろん、今後多くの作家様やイラストレーター様が弊社から出版、その結果として作家業、イラストレーター業の糧となること、弊社から出版した作品を読んだ読者様が満足していただけることも継続した願いです。

というわけで、設立資金としては、自己資金として出せる範囲で、というわけです。
今後も外部資金の調達は今のところ考えていません。
おそらく、よほどのことがない限りないと思いますが、固定費、出版費用等かかるのは間違いないので、作品を読んで応援いただけると助かります!(突然のダイレクトマーティング!!)

ちょうど本日、5月の新作が出版されました!
著者は池中織奈様、イラストレーターは稲垣のん様。
別途紹介記事も掲載する予定ですが、気になる方は、下記の画像がAmazon販売ページのリンクになっていますので、よろしくお願いします!

「微笑みの悪役令嬢は、コミュ障である。」池中織奈著

【5月21日追記】
上記の作品の紹介記事を投稿しましたので、併せてご覧ください!


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