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この一年は「写真=生活」というライフスタイル構築の年NEW12/31(金)今年もお世話になりました

エプソンのR-D1とR-D1xをずっと使ってきたのだが、R-D1sまで3代にわたってフルコンプリートできるとは思わなかった。

職場でお世話になった先輩のKさんと言う人がいて、その人と当時の上司の退職記念パーティで写真係をしたのである。その時2007年5月12日が、エプソンR~D1との初めての出合いであったと先日ようやく再確認できたのである。

初代機が発売されたころを振り返れば、2004年からの3年間は初めてのデジタル一眼レフ機ニコンD70を入手したものの、カシオのコンデジを首に下げての実践に明け暮れていたことを思い出す。当時には、チョートクさんとの接点について、印象に残る確かな記憶は残っていないころのお話である。

それがいつの間にやらチョートク流の「形而上学的写真論」の世界にどっぷりと浸った思索追究する生活が日常化していくことになるとは。。。

その経緯を思い返せば、チョートクさん関連の著作との空白期間が一気に埋め合わせ?できた、この一年のできごとと大いに関係があることがわかった。つまり、時間軸の流れでの埋め合わせがチョートクさんとの距離を一気に縮めることになったのが、この一年であったのだと受け止めている。

まず筆頭は、田中長徳(2001)「日本名作写真59+1」アルファベータ。

日本写真企画発行の『月刊日本フォトコンテスト』に1996年1月号から2000年12月号まで連載された「フォトワークス タイムマシーン──名作の隠された表現セオリー」をまとめた写真評論。この著書が画期的なのは、写真を論ずる場合、どうしても「文学論的アプローチ」になってしまうものを、単純に写真を通しての自己表現を行っていること。それにより、論じられる写真家とその作品の魅力が倍増している。逆説的に、写真評論が(文学論的アプローチであったというものが)ある種、文学になりえているといえる作品である(Wikipediaより)。チョートク流の「形而上学的写真論」をズバリ受け止めることができた著作として、忘れられない宝物となっている。

ここからの当然の派生として、石原俊さんの田中長徳論も外すことはできない。石原俊(2001)「ライカ受難曲」アルファベータ。シュルレアリスムの視点までをも確認できるに至ったと言う意味で貴重である。

そして、柳沢さんの著書のタイトル
「すべての道はライカに通ず」
をデジタルらいかで実践したのがチョートクさんであったという自分なりの位置づけをした著作が、田中長徳(20050701)「さらばライカ」であったのだ。

ここで、エプソンR~D1写真集でのプロトタイプでの撮影行とのつながりから、レンズ取っ替え引っ替えの元祖としての提案がこの時点ですでになされていた。

田中長徳(2005)写真集「CHOTOKU×R‐D1―ROMA/WIEN/PRAHA」東京キララ社 (2005/3/1)

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自分にとっての「エプソンらいか」いいとこ見つけ

フィルムカメラが普通だったころの撮り慣れた感覚で、オートマチックに撮影できるところがいい。(機能デザイン)

そして、撮った感触そのものがアウトプットされ生成される写真となるところがさらにいい。(JPEG撮って出し画像処理調整技術)

らいかであるところがいい。有り合わせのレンズで撮っても、レンズそれぞれの特徴が柔らかくしなやかに反映されるのもいい。(らいか機能特性)

まとめ:「すべての道はエプソンらいかに通ず」フィルムとデジタルとのシームレスな相互乗り入れを実体験できる唯一無二世界初の究極の写真機!

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自分の時間軸では、マイクロフォーサーズ元年が、ライカ以外でより短いフランジバックボディを母艦とした、レンズ取っ替え引っ替えの普及のはじまりだとすれば、出合いが前後したことになる。自分はかなり回り道をしていたわけだ。(ことの詳細は別の機会に)

以上のように著作を参考にして日々の実践に生かしながら仮説として作り上げてきた「自分なりの写真論」を基底とすれば、写真機論も自ずと明らかにできてくるという流れであったと受け止めたい。

https://note.com/nyan_taro1215/n/n0d41cdda9e1a

この一年の大きな成果として、「エプソンらいか」を自分にとっての写真機として選ぶことができているのである。

今夏以降は、有り合わせのアウトフィットも交えながら、日常的な生活の中でスナップするというのが定着したわけだ。


おかげさまを持ちまして、この一年で、自分なりのライフスタイルが構築できましたことの報告とさせていただきます。

今年もお世話になりました。よいお年をお迎えください。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。

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