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カフェを経営したい★梅しごと、生姜しごと

 カフェをやるなら、丁寧な仕事をしたい。

 そう思っているもののひとつ(ふたつかな?)に、梅しごとと、生姜しごとがある。

 梅なら6月、生姜なら秋。季節のものを使って、シロップや砂糖漬け、ちょっとしたお茶受けやアクセントになるものを作りたい。

 今まで縁のなかった梅や生姜に興味が湧いたのは、夫の母親、つまりお姑さんが作る梅と生姜のシロップが、最高においしいからだ。
 特に生姜は、砂糖漬けも作ってくれる。これもまた、すごくおいしい。

 実家の母も梅のシロップや砂糖漬けを作るのだけれど、どこか違うと思っていた。それが「丁寧さ」なんじゃないかと気がついたのは最近のことだ。

 お姑さんの作るおかずは、切り方も、味のほどよさも、本当にバランスがいい。塩梅がいい、ってこういうことを言うのかな、って思う。
 その点、実家の母も「おふくろの味」で、確かにおいしいのだけれど、比べるとどことなく雑味があるのだ。

 カフェを始めたら、毎日おいしいもののことを考えて暮らせる。
 なんてしあわせなことだろう。

 (あ、もちろん経営のことも考えるけど)
 あこがれだった梅しごとや生姜しごとも、やってみたいと思う。

 そしてそこはぜひ、お姑さんに手解きを受けて、お姑さんの味をマスターしたい。

 コロナ禍で、なかなか会いにいけない日が続いてるけれど。
 お互い無事で、近いうちに、お義母さんの味を習いに行きたい。

 

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