エンジニアがPdMもやりはじめた経緯とそのファーストインプレッション

お久しぶりです。nyakuroです。

ここしばらく仕事や婚活に明け暮れていました。
おかげで創作活動からも遠ざかったり、noteでもなかなかアウトプットができない日々……。だったのですが、その婚活で失敗をして傷心してしまったのを期に、また生産的に過ごしたいなという気持ちが復活してきました。(婚活は一時休止中)

というわけで、しばらくnoteを更新したり、作曲活動も再開していこうかと思っています。

取り急ぎ、曲作りに関してですが、2022年2月のNEOKET2というイベントに申し込みをしてみました。まずはここを目標に色々作っていけたら。
製作途中で思うことがあればnoteに綴っていければと思いますのでよろしくおねがいします。

プロダクトマネージャー(PdM)はじめました

今回の主題は最近のお仕事についてです。
担当領域の変化がありました。

自分は今まで以下のような業務を担当してきました。

・プロジェクトマネジメント
・バックエンド実装
・フロントエンド実装(サブ) 

※細かいところを入れるとデータ分析とかその環境作りもありますが、あまり専門的な事はやっておらず、バックエンドエンジニアの業務の延長線上ぐらいのレベル感であるため割愛しています

ところが最近になって

・プロダクトマネジメント

もやらせて頂く機会が増えました。

というのも、チームの主軸タスクの難易度がだんだんと上昇しており、仕様策定が計画通りに進まないというケースが出てきたためです。
メインとして当てにしていた大規模タスクに手をつけられないとなると、当然エンジニアの手がかなり余ってしまいます。
その戦術面の穴を埋めるために、自分がPdMも担当することになりました。

足りていない領域をカバーする

なぜ自分がという話ですが、エンジニアである自分が開発を辞めれば1人分のタスクを考えなくて済むというセコい打算もありましたし、今までの業務の延長線上で事に当たれそうだと思ったためです。
元々、エンジニア全体の工数管理などPjM領域を担当したり、細かな仕様決めもやっていたりなどしていたので、PdMは隣接する領域でした。

この手の業務領域のスイッチは今までも何度かやってきました。

チーム内を見渡した時に、事業成長を行う上で人が足りていない領域にJOINする事をしてきました。
例えば、
フロントエンド領域の開発が事業で必要であればReactとVueを覚えてフロントエンドエンジニア(一応)になったり、
データ分析が必要であればBigQueryやLookerダッシュボード、GAS、スプレッドシートを使えるようにしたり……。
このあたりはバックエンドエンジニアの隣接領域でしょうか。

自分はキャリアプランなどに興味がなく、事業内容にコミットすることに喜びを得るタイプです。
ただ、1クォーターに1回ぐらい、自分が飽きないために新しい事をやれたら良いなとは思っています。結果的に、どの部署・どの会社に行っても事業成長に繋げられるようなスキルが得られれば御の字くらいの緩さで考えています。

一流じゃなくても、とりあえずのレベル感だけでも前に進められる場面は多々あります。
事業が軌道に載ってきて、専門家が確保できた場合は、その人に任せてしまえば良いと思っています。
それまでのつなぎです。
スタートアップにいそうな人の役割ですが、この手の人間はスタートアップだけではなく小規模なチームだったり、状況が流動的なチームだったりで需要はありそうです。

ファーストインプレッション

11月末に自分が担当していた機能がリリースされました。

7月ぐらいから構想を練ってはいたのですが、本格的に動き出したのは10月半ばぐらいだったような気がします。約 1ヶ月半という小〜中規模のプロジェクトでしたが、期日通りに出すことができてホッとしています。

一段落ついたので、以下に、PdMロールで現状自分が得意or興味があると思ったことをまとめました。太字は得意度が高めと思われる部分です。

# 得意 or 興味があること
期日どおりに進行すること
 - ボトルネックの把握
 - ノンブロッキングなタスク進行
 - 工数感の把握
 - 期日を守るためのコミュニケーション
技術的な領域への理解
 - 難易度・コスト感の認識
 - エンジニアとコミュニケーションを取りやすい
・ユーザーコミュニケーション(得意というわけではないが関心がある)
 - 計画策定
 - 動画・画像などの設計

PjMやエンジニアとしての経験はそのまま活かせました。
逆に、実際担当するエンジニアからしたら自分の事をどう思われているかが最近気になってます。
技術的懸念点とかが伝わりやすいと思ってくれていたら良いんですが、工数感をある程度把握しているがために「やれるでしょ?」という圧が強いとか思われている可能性も微レ存(笑)

逆に、苦手だと思った部分も以下にまとめてみます。

# 苦手なこと
文章を書くこと
 - インセプションデッキ・仕様書
 - ユーザー向けのお知らせ文
文章を読み解くこと(読解力)
 - 文字ベースのコミュニケーション
・考えを伝えること
 - デザイナーさんとのやり取り
ドメイン知識
 - 業界の動向
 - ユーザーの気持ちの理解
 - 足りないと判断時に誤ったりブレたりする
・大域的な事を考えること
 - 大本に立ち戻るって仕様を見つめ直す
 - 戦略的なことを考える
・差し込みタスクをうまく捌く

今回、初めてお知らせの文章を書いたり、ローカライゼーションをしたりしたのですが、そういった所は結構大変でした。
慣れの問題でもありそうですし、能力的な問題もありそうです。
リリース間際まで結構忙しいことがわかり、PdMの気持ちが少し理解できた気がします。(ただPjMやエンジニアとして動くときは今後も手加減せずにガンガン当たっていこうとは思います(笑))

特にPdMは、文章を書いたり、読み解いたり、考えを伝えたりする能力が他の職種と比べて重要だと感じました。
自分は、文章を書くのがとても苦手で、大学の卒業論文を書く時にめちゃくちゃ赤入れをされた記憶があります。
足りない部分は周りを頼っていくのも手です。ただ、PdMをやるのであれば、ある程度は切り離せない必須の能力とも言えそうです。
ということもあり、noteを書くことで、文章を書くことに慣れようと思い至ったのでした……。

ドメイン知識については、ある程度仕方ないと思っています。(それでも身につける努力はすべきなのでしていきます)

手を出している領域が広いと、個別の事象を深くまで把握するのが難しくなっていきます。
加えて、中途入社で関連企業に元々務められていた方や、昔からの趣味の活動でユーザーを理解している人には中々勝てません。
自分の理解が浅い事を認めた上で、詳しい人にこまめに聴いていくのを大事にしています。

PdMとしての自分に求められている役割

大域的(戦略的)な事についても、自分は現状ほぼ考えられていません。
これをやれるかどうかは、得意不得意があったり、ドメイン知識があるかどうか、考える時間があるかどうかなども関わってくると思います。

ただそれ以上に、チーム内での役割分担の面が大きいです。
戦略を考えるのに長けた人が他に数名いて、その人達が担当しているからです。逆に戦術については自分の方が向いている一面もあるので、適材適所で事にあたっています。

足りてない部分を巻き取って事業の成長につなげていくことが、自分の基本戦略なので、足りてない状況にならない限りは積極的にタッチはしません。(もちろん、全く考えてないわけではないです。時間の配分をどこに重点的に置くかの話です)

上記を踏まえた上で、自分の役割は、

・チーム内のエンジニアの手を余らせず、チームのスケールに寄与すること
・事業的価値の高い課題を用意し、チーム全体のコスパを向上すること
・戦略面を考える人達に、考える時間を与えること

だと思っています。

今後(短期的な話)

PdMが足りてない状況である限り、続けていこうと思います。

ただ、基本的にはエンジニアを名乗り続けようと思っています。Gitとか見れなくなるのは嫌なので(笑)
なので、「エンジニアやってないじゃん」とツッコミが入って開発アカウントを剥奪されない程度には、エンジニアとしても働いていこうと思います。
当分の間は二足のわらじです。

今回のnoteはこのぐらいにしようと思います。
今後も、日々の仕事や創作についての文章をアウトプットしていけたらと思っています。よろしくおねがいします。

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