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理科実験教室は中学受験理科のアドバンテージになり得るのか?

近年、大学入試改革にともない、理科もこれまでの知識偏重の出題から、難関中学を中心に読解力や思考力を必要とする出題へと変わってきています。それに伴い、そうした中学受験の理科における出題傾向の変化に対応するべく人気が出ているのが、「理科実験教室」です。

長男も年中から1年生までサイエンス倶楽部に通い、白衣に身を包み、本物の実験器具を使用して、さまざまな実験や観察を行っていました。

長男が実験している間の待ち時間に教室の外でいつも見ていたパンフレットには、理科実験教室に通って実験が大好きになった子、理科が大好きになった子、そしてそれが理系の大学や大学院での学びや研究につながっている子のインタビューが載っていて、ここに通っていれば我が子もこう仕上がるかもしれないという高揚感を覚えたことを昨日のことのように思い出します。
今思えば何と浅はかだったのだろうと思いますが、習いごとを始めるときの親の心境なんてみんなそんなものです。でも今は分かります。みんながみんな、そうなるわけじゃないと。

1.理科実験教室に通えば理科が好きになれる?


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