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幼児期のフラッシュカードは有効なのか?扱いにおける注意点とは?

1.フラッシュカードとは

フラッシュカードという知育教材をご存知ですか?
フラッシュカードとは、少し大きめの単語カードのようなもので、一枚につき基本的には一単語、単語を示すイラストとともに描かれているものです。

フラッシュカードは、元は知的障がいを持つ子に言葉を教えるために使われたのが始まりだといわれていますが、今は主に右脳が優位といわれる3歳までの子どもに対して、右脳のイメージ力を伸ばして多くの単語をインプットする教材として使われることが多くなりました。

私がフラッシュカードを初めて知ったのは、家庭保育園という子どもの知能開発を謳う赤ちゃん教材と出会ったことがきっかけです。

家庭保育園ではカリキュラムがすべて終了する3歳時点で、平均してIQ130以上の子どもが育つと説明し、その使用教材のなかにはフラッシュカードがあったのです。

家庭保育園についてはここでは詳しく触れませんが、フラッシュカードの効果はてきめんでした。

長男が1歳3ヶ月から教材を使い始めると、どんどん単語数が増え、1歳8ヶ月くらいには空に飛ぶ飛行機を指差して、「ママ、飛行機が飛んでるね」というような、3語文が話せるようになりました。

2.フラッシュカードの使い方

フラッシュカードの使い方はとても簡単で、ただカードに描かれた単語を読み上げながら、文字を目で追うひまを与えないほど高速にめくっていくだけ。幼児教室の先生ならば、1秒で2〜3枚ほどのペースでめくっていかれます。

子どもたちは与えられる情報の洪水をただ見つめるだけ。初めてこの光景を見た時は私もかなり驚きました。

今は、さまざまな出版社からも出ているので本屋さんなどでも普通に見かけたことがあるかもしれません。

家庭保育園の営業さんからは、5分程度を朝晩フラッシュすれば十分で、決してやりすぎないで下さいと念を押されていましたが、あまりにも長男の単語覚えが良かったので、楽しくなった私は、あの手この手ですきあらば、長男にフラッシュカードをめくるようになりました。

フラッシュカードにはルールがあり、まずカードは子どもには触らせてはいけません。なぜかというと、子どもに触らせてイラストや文字を覚えてしまうと、フラッシュをする本来の目的が失われてしまうから。

目で追えないほど早くフラッシュし、残った残像を脳で処理できるようにする。つまり脳の処理速度を上げることが目的なのです。

特に一年生レベルの漢字、ひらがな、カタカナ、時計の読み方などは、長男はフラッシュカードでそのほとんどを覚えることが出来ました。

漢字は画数も多く、漢字の組み合わせで読み方も違うため、一見ひらがなよりも難しく思えますが、幼児にとっては形でとらえやすい漢字はひらがなよりも覚えやすく、フラッシュカードを使うメリットがあります。

ちなみに、現在2年の次男のクラスでは、毎日5分、教育熱心な先生が独自に作成した漢字カードをチーム対抗でフラッシュをして競い合わせてくれます。

いつも1位になるのは、まだ日本語に不得手なはずのネイティブの子だそうですが、それもフラッシュカードそのものの特性を物語っているように思います。

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