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親子での ”唾液接触” がアトピー性皮膚炎発症リスクを下げる可能性
”唾液接触”の重要性
和歌山医科大学の研究グループが発表
先日、和歌山県立医科大学らの研究グループは、生後12か月までの乳児の期間における親との唾液接触が、子のアレルギー疾患の発症リスクと関係があるとする研究結果を発表しました。
![](https://assets.st-note.com/img/1685016512892-9GLYkXMMPi.jpg?width=800)
腸内細菌が発達しているほどアレルギーになりにくい
近年の研究結果から、腸内細菌が発達(多くの善玉菌を含んでいる状態)している児の方がアレルギーを発症しにくいのではないかと推測されています。
ただ、今までそれを裏付ける研究がほとんどありませんでした。今回の和歌山医科大学の研究はこの仮説を裏付ける第一歩となりそうです。
親との ”唾液接触” で腸内細菌をもらう
まだ腸内細菌が発達していない乳児期は、親との ”唾液接触”(食器や箸などを共有したり、チューしたりする行為)をすることで、腸内細菌を親からもらうと考えられています。
同居家族の腸内細菌は非常によく似た状態になることが判明しており、日々の生活でお互いに腸内細菌をうつしあっているんですね。
![](https://assets.st-note.com/img/1685016529789-DQgygAOQMZ.jpg?width=800)
腸内細菌の研究は始まったばかり
近年の医学研究で大注目の『腸内細菌』ですが、研究が本格化したのはほんの10年前くらいからです。「どんな種類の菌がいるとアレルギーを予防してくれるのか」「腸内細菌を改変することで副作用はあるのか」など、まだまだ分からないことが多く、実際にアレルギーの治療・予防に活用できるのはまだまだ先になりそうです。
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