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オープン社長報 〈ハック思考〉

暑い季節になりました。
同じ35度でも、体の慣れていない梅雨明け直後の35度と体が慣れてきたお盆過ぎの35度では体への負担や疲労感が全然違うと思います。
とにかく体調には気をつけてこの暑さ、乗り切りたいものですね。

今月は「ハック思考」について書きます。
この「ハック」という単語、僕がとても大事にしていて大好きな言葉です。


ハックとは

通常だと「ハッカー」や「ハッキング」という感じで技術関係・コンピューター用語で使われることが多く、セキュリティーを突破して内部に侵入する行為を指します。また、一方で「ライフハック」というようにアイデアや工夫をこらして、通常では大変な事を簡単する仕事術、生活術みたいな使われ方もしますよね。

僕の場合(ビートソニックでの場合)、後者の意味に近いのですが以下のように使っています。

モノ自体や市場やユーザー心理などを解析し、他の誰も気がついていない上手い方法を考え出し実行すること。

別の言葉で表すと「裏ワザ」とか「別解」でもいいかもしれません。
ちょっと印象良くないワードですが「出し抜く」というのも近いかもです。

この考え方こそが、ミッションである「”こんなことできるの!?”を創りだす」の実現に直結していると思います。

事実、今までのビートソニックを振り返るとこのような「ハック」を数多く実行して成長してきました。

ビートソニックのハック実績

■サウンドアダプター/映像入力アダプター

20年前くらいから長らく主力製品だったサウンドアダプターや昨今の主力製品であるAVXシリーズは純正デッキや車両の通信をハックすることで生まれた製品です。「モノ」に対するハックですね。

これらの手法はきちんと特許化して他メーカーが参入しづらくしています。

■LED電球 Siphon

Siphonは「市場」をハックして世に出した製品です。
2014年に当時誕生して間もないMakuake(クラウドファンディング)を使って製品を出したところ1500万円の購入が集まり、WEBメディアや雑誌やTVで大きく取り上げられました。

通常、新しい業界に参入する場合は2つの道しかありません。一つはヒト・モノ・カネを大規模に投資して販路を広げる方法で、もう一つはコツコツと地道に何年もかけて販路を広げていく方法です。Siphonの場合はクラウドファンディングという第三の道を見つけてそれを上手く実行できました。

上記の他にもビートソニックの成長の歴史は他の会社が思いつかなかった方法を編み出し、それを上手く実行してきた歴史と言っていいかもしれません。脳みそに汗をかいて考え出したアイデアは前例がなくても積極的にチャレンジする、それがいい結果を生んできました。

ハック思考はどうすれば身につくのか

(僕自身も研究途中ですが)大きく分けて3つコツがあると思っています。

1 徹底的に調べる

ハックしたい対象を徹底的に調べることが非常に大事です。
何事も表面的な知識から導き出せるいいアイデアなんかは存在しません。
調べて調べて調べて、、、、とことん調べまくると、その先にハックできる隙間やアイデアを見つけることができると思っています。
また、新しい技術や業界ニュースなどにアンテナ張っておくのも大事ですね。

2 常識を疑う

どのような事でもすでに常識や慣例になっているやり方が存在しています。
例えば選挙で当選するには「選挙カーで名前を連呼しながら走り回る」みたいなことです。そのような王道的なやり方はすでに実績やノウハウを持っている人のほうが圧倒的に有利で、ゼロから始める際には向いていません。
ハック的な画期的な手法を見つけ出すには、大手の手法や業界の常識を否定することから始める必要があると思っています。

3 楽することを良しとする

ハック思考の元は楽をしたい気持ちです。
「楽をして売り上げあげたい」、「10日かかるところを3日で終わらせて後の7日間サボりたい」そんな気持ちが実は大事だと思います。
仕事ではコツコツ頑張ることが大事なときもありますが、それを美徳としているような人からはハック的なアイデアは出てこないと思います。


ハック思考は幸せへの近道

ハック的な考え方は仕事だけでなく、プライベートでも活躍します。
家事や子育て、介護、恋愛、友人関係などいろんな領域で自分だけの特別な方法を見つけてみるのはどうでしょうか?



と、こんな文章を書いていたら本日Twitterなどでちょっとバズってる記事が「これこそハック思考」という感じで面白かったので紹介します。5分くらいで読めるので、ぜひ読んでみてください。


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