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きぬがさ(境田博美)
2021年10月25日 10:07
大学入学を期に親元を離れ、北九州で一人暮らしを始めたばかりの頃。近所のスーパー(マイカルサティ)の総菜コーナーで買えるサラダ巻きの味にハマった時期がある。そのスーパーが特別な工夫を施していたというわけではなく、コンビニでも買えるような無個性なもの。半額シールが貼られる時間を待って買っていたから、作りたてでもない。でも最高にうまいものだと思っていた。母に定期的に送っていた葉書に、自分がサ
ussan
2021年10月24日 00:02
地球は死のうとしていた。温暖化から始まった気候の変動、ウイルス・細菌の突然の強毒化など、本来数万年かけて緩やかに進む変化がわずか数十年で起きた。生物の絶滅は8割に及び、人類は住める場所を7割も失った。一度動き始めた小さな歯車は徐々にその回転と軸を大きくし、もう誰にも止めることができなかった。 一方で、科学技術の進歩にも目を見張るものがあった。巨大宇宙船で太陽系の端まで行くことができるようになる