オーストラリア旅行記⑤「ケアンズ」

ついにケアンズ。オーストラリア旅行の終点である。初日泣いたところからスタートして、ここに至るまでには数知れぬ苦労があったかが、それもいよいよもってして、ここケアンズの滞在にて終わりを迎えるのである。さて、ケアンズだが今(2022)と比べると当時はなんとなくレジャーリゾートとして、名を馳せていた気がする。最近はモルディブとかよくわからないが、南太平洋の島々へのアクセスもよくなったからだろうか、友人の話を聞いてもケアンズに行く、という話はあまり聞かない。当時は日本人旅行客も多く、大橋巨泉の店、なんてのもあったくらいだ(今の若い子って大橋巨泉ってわかるんだろうか・・・)。

ケアンズはシドニー、メルボルンといったオーストラリアの南東部の大きな街に比べるとだいぶ趣がちがう。一言でいうと「漁村」である。もちろん、高級ホテルなど大きな建物も多少あるのだが、基本的にはのんびり、自然も多く、街もせわしなくなく、低層の建物が多い、そんなイメージである。もちろん、海へのアクセスもよい。ところで極めて余談ではあるが、ここケアンズもアボリジニーの人を結構見かけた。

旅初期の心配をよそに、たしかケアンズ到着の時点で160ドル位のお金が残っており、旅も最後ということではじめてレジャーツアーに参加した。ラフティングである。一人旅経験者ならわかると思うが、このツアー参加というのはコミュ障には非常にきつい。そもそも外人が多いし、2人以上で旅行をしている人が多いため、日本人1人でツアーに参加するとソワソワしてしまう感じだった。ましてラフティングとなると、集団スポーツなわけでどうなるかと思ったが、幸か不幸か、そのラフティングツアー客の大半は日本人だった。どのみちコミュ障にはきついのだけど。しかし、これ幸いだったことは、同じチームが大学卒業旅行のカワイイお姉さんたちだったということだろう。しかも水着である(これ以上は自粛)。

このラフティング、なかなかタフなもので正直激流だった。あとでしったのだが、ラフティングのコースもレベル分けのようなものがあり、たしかレベル4だった記憶がある。日本だとレベル4の河川はあまりないとのことだった。ただ水はキレイでかつ程よく冷たい。途中2メートルの岩から飛び降りたり、川を泳いだり、本当に楽しかった。特に水着のお姉さんと一緒ならなおさらである(←やめなさい)。しかし、私以上に楽しんでいたのは、我々のチームの監督というかスタッフである。もういかにもラフティングやってる筋肉ムキムキのイケメンで、sugoi, sugoiと大騒ぎし、多分女子大生を狙っていたのだろう(←やめなさい)。ただ、我々の命は彼に預けられている。下手には逆らえないのである。

そんなこんなでケアンズでは楽しく過ごし、無事帰途についたのでした。

最後に旅を通しての総括になるが、オーストラリアのバス旅行はきつい。お金があれば無論飛行機の方がよい。座席もそんなに快適なわけではなく、トイレもきれいではないので、長時間はきついのである(20年前の話だけど)。バス会社はおそらく今もグレイハウンドが幅を利かせているはずである。またオーストラリアは正直あまり美味い!という特産はない(ないですよね?)。強いて言えば肉にはなるが。ただオススメなわけではないが、ベジマイトという強烈なディップみたいなものがあり、オーストラリア経験者なら、キター(^^)ーと思ってしまうことだろう。お土産にどうぞ。

以上、オーストラリア旅行記でした。次は欧州旅行記を書いていきたいと思います。引き続きご愛顧のほど、宜しくお願い致します。

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