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miyabi
2015年5月19日 08:41
羽ばたく想いが光るあの空へ通り過ぎた春を 連れ去ったあの日あなたは小さな私を抱きしめてくれて大きな暖かさに わたし思わず埋もれてしまったやがて日々が過ぎ、大人になってしまっても忘れないだろう埋もれながらそっと出した手の先に触れたさらさらと流れる時間と冷たさを艶やかな新緑の伸びてゆく先に初夏の匂いが満ちて、胸を染めた事を大きな私は微笑みながら今も待っている
2015年5月5日 03:15
心もなく魂もないまま空を見上げては 散らばる星達の腕を求めている春も過ぎたというのに 時は薄っすらとほこりをかぶり無効になってしまった切符の様に上着のポケットから出てきて唇は乾き 心はなぜかむなしい感情は開ききった花びらの様で 朽ち始めた匂いが漂い暗闇に光る鏡にちろりと映る舌が 深夜の想いにそっと影を差し込むとびろうどに紅が灯り 心なげに飛び回る
2015年5月4日 04:56
雲があり、風がある窓からの光はやわらかで、しっとりと潤い、時おり硝子がカタカタと鳴っている時は 思いもよらない早さで駆けめぐり陽だまりは春飛び越えて初夏の様薄墨色の壁に吸い込まれていく思いに松風は老松の枝をさざめかせ 心をやさしく奏でてくれるこころゆるく待ちながらえば 君来たらんか想いは虚空を削り 今はただ身を持する為にあるのみ水がほどけ溶け出す頃を待ちながらくつりく
2015年5月1日 01:08
頭を高く上げよ感化は世界に拡がり疑う者を信じる者へと変える及ぼす力は限り無い思考を深くし知恵を求めよ精神は神を模して造られた言葉に力が宿るならば思考には世界を変える力がある見え方を変えると世界は回り始め新しい現実が誕生する心を高く上げよ全てを天へゆだね開いた心を解き放つそれは多の集まりの中に見いだされる全てが混じりあい、繋がりあい結び付いた思考の網を