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おかしな詩02 『遅刻』

遅刻したときにうたう詩


まぼろしを打ち砕く手の平の刻限

頭の中で秒針が刻む

嘘と良心 責任と自由

発信音に振り子は揺れる

正直の皮を被った頭を垂れて

開き直れる余裕が憎い

珈琲と煙を嗜んで

処世のむなしさにフタをする

いつもは見ない昼空に

嘆きと和みを同時に見る

駅までの歩みを遅らせたのは

雲の助言のせいにしておこう


追記
社会人になっても年に2回は必ず寝坊遅刻していた自分から見たら、一切遅刻しない人を見ると、それだけで天才だなあと思います。

しかし、毎日の通勤ラッシュから逃れて、いつもの道の昼10時ののどかさを味わえる贅沢!なんて言っちゃいけないかもですがw

働くってなんぞやー、と雲に訊いても答えはない。でもその不毛なやりとりがなんだか面白くって落ち着く。

世間を生きるのはラクじゃないですね。

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