詩作02
騒がしい場所には沈黙が似合う
嵐の夜にしか静寂は来ない
考えるな 踊れ 機械のように
街のひみつは害虫だけが知っている
うず高いビル群に幾何学的な花束を
プラスチックの彼女に記号的なキスを
正方形の夜空に隠れる烏を見た
月だけが憐れんで見おろしている
追記
昔、都会に住んでいた時のことを思い出しながら書きました。あの頃は若くて病んでたなーw
毎日、無数の人々が無言で無表情で何かを成し遂げに街なかを早足で歩いていて、みんなどうやってうまく生きていっているんだろう?と不安をかかえながら不思議に思っていたのを思い出します。
大都市に住んでみたい気持ちもありますが、旅行くらいが案外ちょうどいいかもと思う自分もいます。
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