おうち時間をハッピーに過ごす ミーニング・ノートのすすめ
長引くコロナ禍を通して、自分自身でご機嫌をとることが心の健康にとても重要だと感じるようになりました。
昨年から、在宅ワークの推進や外出の自粛など生活様式が大きく変わり、寂しさや不安などネガティブな気持ちが生まれやすい状況になっているように感じます。
私の元気の源は、友人との旅行やライブハウスに足を運ぶこと。
どうしたら生きる活力を得られるのかわからず、おうち時間で気分を高められる方法ってなんだろう……?と考え、映画鑑賞や手芸、いろいろ試した結果、私がたどり着いたのは「ミーニング・ノート」でした。
おうち時間を彩る「ミーニング・ノート」についてご紹介したいと思います!
「ミーニング・ノート」って何?
「ミーニング・ノート」は株式会社ダイジョーブCEO・山田智恵さんが発案したノート術です。
毎日3つのチャンスをノートに書いて、毎週・毎月振り返りを行います。
このプロセスを繰り返すことで、自分の思考のクセや成功パターンを知り、チャンスを掴めるようになるそう!ノートはウィークリーページがあるものを使用します。
発案者の山田さんはチャンスの記録をノートに書き続け、無職の状態から転職、転職後1年で部長に昇格するなど、どんどん人生が好転していったそうです。
自分の思考のクセを知れて、そのうえチャンスも掴めるなんていいこと尽くしで面白そう!という安直な理由で私も始めてみました。
ミーニング・ノートの書き方
① 1日に3つチャンスだと思ったことを書き出す
ここで言うチャンスは「自分の心が動いた出来事」を指します。山田さんはチャンスを大きく3つに分類しています。
1.キラキラチャンス
心が大きく動いたポジティブな出来事
例)自分のアイデアがプロジェクトで採用された
2.わらしべチャンス
一見チャンスとは感じられない些細な出来事
例)友人にご飯に誘われた
3.スパイシーチャンス
起きてほしくないネガティブな出来事
例)仕事でミスをして上司に叱られた
「チャンス」と耳にすると、多くの方は「キラキラチャンス」をイメージするのではないでしょうか。
ですが、認識されにくい「わらしべチャンス」と「スパイシーチャンス」も、とても大切なチャンスなんです。
② チャンスだと感じた出来事に意味付けする
ミーニング・ノートでは出来事の意味付けが重要になります。意味付けとは、自分に起きる出来事に価値や可能性を見出すことです。
心の動いた出来事に加えて、自分なりの出来事の意味付けを書きます。
「難しそう……」と感じてしまう方もいるかもしれませんが、起きた出来事に対して自分がどう感じたか、どう考えたかをありのまま書けばOK!
・転職の求人で見つけたA社がいいなと感じた。私にとって働いている人の雰囲気も重要なのかも。
・やってみたい仕事の案件に応募したけど選ばれなかった。結果は伴わなかったけど、勇気を出して参加したことが大きな一歩。
実際に私がノートに書いたものです。
1日3つのチャンスを書くことを繰り返して、自分の意味付け力を磨いていきます。1週間、1か月と書いた内容の振り返りを行うことで、チャンスのつながりや自分の心の動きを知れるのです。
このようにミーニング・ノートを書き始めて早2カ月。私にも少しずつ変化が起こるようになってきました……!
小さな幸せに気付けるようになった
私はネガティブ思考で、上手くいかなかった出来事ばかりに目がいきがちでした。
心が動いた出来事を文字にするようになって、今まで見過ごしていた嬉しいことに気付けるようになりました。
例えば、友人に新しく買った服が似合っていると褒められた、雨上がりの空が絵に描いたように綺麗だったなどなど。何気ない日常の中に、心の温度が上がる出来事がピースのように散りばめられていたんです。
小さな幸せをどんどんストックするので、ノートを見返すと前向きな気持ちになれて元気がもらえます。いつの間にか1冊のノートがお守り代わりに!
ノートを開くこと自体に楽しさを感じているので、3日坊主にならず継続できています。
ネガティブな出来事もポジティブに自動変換
意味付けをすることで、出来事の捉え方がだいぶ変わってきました。一見ネガティブな出来事にもポジティブな側面を見出せるようになりました。
休日をぐうたらして終えてしまったとしても、心身のパワーをチャージするための大切な時間!と捉えています。
起きた事実だけを受け止めると心が沈んでしまったりするかもしれません。そこに自分なりの解釈を加えることで、出来事の価値はいくらでも変えられるんです。
最近は、どんなことが起きても「自分にとってのチャンスなのかも!」と自然に思えるようになりつつあります。
自分の思考グセを発見!行動の選択にも変化
書き続けるうちに、自分の思考のパターンも明確になってきました。
私はやりたいと思ったことを結局やらなかった時に、後悔を引きずって落ち込みやすいタイプだとわかりました。
自分のタイプを意識してから、直感でやりたい!と思ったことは間髪入れずにやるようにしました。だんだんと行動力がついてきたように感じます。
2カ月で起こった出来事をいくつか挙げてみました。
・Webメディアの募集に飛びつき書きたいジャンルの記事執筆ができた
・尻込みしていたオンラインの交流会に参加して、人とのつながりが増えた
気持ちが変わると行動も変わり、結果として起きる出来事も今までとは違うものになるんだと実感。この一連の流れがとても面白くてワクワクします!
「これをやってみたら、どんなことが起こるのだろう?」と物語の主人公の気分で1日1日を楽しめるようになってきました。
ミーニング・ノートは現代に合ったご自愛術
ミーニング・ノートを書き始めた当初は、自分の気持ちや行動にここまで変化が現れるとは思っていませんでした。
以前より気持ちの浮き沈みも激しくなくなり、晴れやかな気持ちで過ごせる時間が多くなりました。
ペンとノートさえあればすぐ始められて、前向きな気分でおうち時間を過ごせる。コロナ禍にとてもマッチしたご自愛術かもしれないですね。
1日のチャンスを探す時間が、自分自身を労わる時間にもなります。あなたもぜひ一緒に、自分の心みがきをしてみませんか。
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