働き方の哲学 #読書感想文

お久しぶりです。最近note書くのサボり気味ですが気合入れて書いていきますよ。

今回はこちらの本を。


なぜ読もうと思ったか

最近エッセンシャル思考をはじめ、そういった本を読む中で、今の仕事は本当に続けていいのかなあと考えることが多く、何かヒントになればいいなあと思っていたので読んでみた。


学んだこと

・その仕事は作業なのか、稼業なのか、使命なのか。
仕事を表す単語は日本語でも外国語でも、たくさんある。→3人のレンガ積みの話

・成功の反対は失敗ではない。挑戦しなかったことである。

もういろんなところで言い尽くされた言葉だけど、本当に大切なこと

先が読めないから行動できないは言い訳
行動しないから先が見えないが正しい。構え・狙え・撃てではなく、構え・撃て・狙え

・セレンディピティ=偶然の中から幸福を捕まえる力
常にチャンスをつかみ取るためのアンテナを張り巡らせることが大切

・選択肢を判断し、あるいは作り出し、的確に正解を選ぶ力
特に正解を選ぶ力について、これは選んだ瞬間にわかるものではなく、あとから振り返って判断ができること。つまりこれだけは正解になるように行動を変えることができるという部分を理解しておくこと

・習慣は努力によってつくることのできる第二の天性
いい習慣を増やしていこうという話。これもさんざん出てきているので復習

目標設定は具体的で測定可能なものにしよう
自分が最も苦手なことの一つが目標設定。目標設定に大事なことは具体的、測定可能、達成可能、関連性のある、期間を決めるの5つ

成功は相対的なもの、幸福は個性的なもの
一般化された物差しで測れる成功不成功じゃなく、自分の尺度で作り出せる幸福こそ大切にするべきである


感想

仕事の中に与えてくれた側への感謝があるか(法隆寺の昭和の大修理を取り仕切った宮大工さんの言葉)

(前略)千年の木やったら、少なくとも千年生きるようにせな、木に申し訳がたちませんわ。
生きてきただけの耐用年数に木を生かして使うというのは、自然に対する人間の当然の義務でっせ。

これめちゃくちゃせやなあと思った。
スーパーで働いてた時、肉を商品化するときはやっぱり、この子らを如何に高い価値をつけて売れるかは常に意識していたし、それが食べられるために生まれてきた子に対して、流通の過程の中でメシ食ってた人間としての礼節だと思って捌いてた。

今の誰の役にたってんのかも分からんような仕事、やっぱなんかこうそういうのがなくて面白くないなあって思う。

ベーシックインカムがある国があればという仮定でも、結局のところ本当に働かなくなる人は少数で、やっぱり人間という生き物は何かしらの表現をoutputするのが性であるが故、働かなくなるというのは幻想だという話もなるほどなと思った。自分も実際宝くじが当たったりしたら、フルタイムでは働かないだろうと思うけどやりたいことを仕事にするだろうなとは思う。

イチローの言葉
負けには理由がありますからね。たまたま勝つことはあっても、たまたま負けることはない

これも忘れちゃいけないなあと思う。麻雀やってても勝つべくして勝ったことなんて本当に少なくて、負けるときは負けるようなミスを必ずしている。

知っているが学ぶ心を妨げる

「あぁ、それなら知ってるよ」と思ったとたん、それ以降の「考えること」をしなくなります。そして、もっと知らない知識、もっと目新しい情報、もっと速効的なハウツーの狩りに目を向けます

自己啓発本なんか本当に同じようなことを書いてるなあと思うけど、その度に知ってる知ってる、じゃなくて、本当にそれを実行できてるか?とか、その内容を別の角度からの解釈があったりするのかな?とか、そういった情報の鮮度感で見れるようになりたい。


矢沢永吉さんの言葉
プラス2を狙ったら、マイナス2がくっついてくる。プラス5ならマイナス5がついてくる。プラスを狙わないなら、マイナスもこない。ゼロだ。(中略)セットなんだから、いろんなことが足を引っ張るんだよ。めんどくせーわけよ!10の夢を見たら、案の定、10の面倒くさいことがきたよ。だけどさ、面倒くさいからとか、いやだとかで一歩も動きません、ゼロでいいです、というのは悲しい話でね。じーっとしとけば、叩かれることもなかったんだよ。ところが、じーっとできないじゃん。

これは本当にそのとおりなんだろうなあとおもう。やりたいことはたくさんあるけど、やる前から絶対めんどくさいよなあと思うことがたくさんある。
それでもそこに向かって行かないと、やりたいことをやり遂げたときに得るものも得られない。

結局のところ、仕事に対してどうこうというよりも、人生観とかそちらの方で考えさせることがたくさんある本だった。まあ、それを望むか望まないかはおいといて、仕事は間違いなく人生における最重要課題であるからして正しい気もする。

アクションプラン

・まず行動、そのあと考える
→転職はしばらくしないけど、ひとまず今の仕事で必要な勉強はもうちょっと身を入れてやる。具体的には春のAP合格

・行動によって正解を作り出す
→自身の選択に自信を持って、選択した後こそ地道にコツコツやること

・いい習慣を増やす
→人に感謝すること、人のいいところを見つけて伝えることを今年はもっと意識してやる。できれば対面で、できなかったら文面で

・自分の物差しを磨くこと
→外的な要因や評価で自分の幸福から遠ざからないために、軸をしっかりと強固なものにしていく

・知っている、をやめる
→感想でも書いたけど、角度や解釈の違いを味わえるように新鮮な気持ちで向き合うこと


正直、やっぱり仕事の内容は肉屋が好きだというのがここ数ヶ月考えた結論。でも、それよりも大事なことが僕にはあるので、ちゃんと土日が休める今の仕事でしばらくはがんばろうという結論が出たので良しとしよう。


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