最近読んだ本

 あくまで最近読んだ作品なので最近の作品だけではないです。
 というかそうじゃない作品の方が多い。

小説

三体X 観想之宙


 三体シリーズの公式スピンオフ、三体シリーズ本編の方が完成度は高いと思うけど作品から伝わってくる熱量がすごくて好き。
 ともかく三体シリーズにあった謎に挑戦しつくしていて、これはすごいと思えるような解釈もあれば、そんなめちゃくちゃなと笑ってしまうような解釈もあってすばらしく楽しい作品だった。
 最初の方は割と縮こまった表現をしているのが、どんどんと大それたことを書いていってスケール観が原作並みに広がっていくのが、二次創作に不安を覚えていたのが承認を得たことでどんどん自信がついて書きたいものを書いていこうと出来たのかなと感じられて面白かった。
 二次創作らしい二次創作なので好みは別れるだろうけど私は大好きな作品です。

キネマ探偵カレイドミステリー

 新しい世界を生きるための14のSFの回樹が面白かったので同作者のデビュー作も読んでみた。
 設定自体はひどく目を引くわけでもない作品だったけれど、映画のチョイスの仕方とか魅せ方が良かった。
 ところで教授、もろもろわかったうえでやっているのならかなり性格悪い気がしますけどそこいらへんは続刊で語られるのかな?今度買って読んでみます。

ある日、爆弾が落ちてきて

 電撃文庫の方じゃなくてメディアワークス文庫の方。
 時間SFとボーイミーツガールを絡めた短編集、読後感が良くてあっさり読める作品が多くて良い感じだった。
 めちゃくちゃ好きというよりは人にすごくおすすめしやすい本って感じ。
 個人的にはむかし、爆弾が落ちてきてが一番好きな短編かも。

自由研究には向かない殺人

 最近というほど最近読んだわけでもないけれど、今ちょうど優等生は探偵に向かないを読み進めているので。
 話が二転三転しつつも丁寧に書かれているから読みやすく追いやすくて良かった。
 にしてもこの作品治安悪すぎないですかね、カラミティパーティーとか。

なめらかな世界と、その敵

 はじめて読むわけでもないけど文庫で出て改めて読み直したので。
 書き換えた部分やその内容もご時世を考えたらまあ納得、アンソロジストとしての活躍を最近はよく追っているけどやはり伴名錬さんは作家としても面白いなと改めて感じました。
 個人的には美亜羽に贈る拳銃が好きな短編です。

ビルマの竪琴

 学生時代に読んで結構印象に残っていたことを覚えていて、最近古本屋で見かけたので衝動買いをしました。
 水島上等兵の取った決断は当時も今も自分の中で納得しきれては居ないですが、彼の選んだ結末は不幸なものでは決してないのだろうと思えるようにはなりました。

図書館の魔女

 結構前に読んだ作品ですけど最近また読み直したので。
 ご都合主義的な要素が一切ないわけではないですけれど、ともかく作者さんの知識や考えが深くて、世界観にとても圧倒される良作です。
 一見物語における寄り道に見えたところや、些細なものだと思っていた描写がのちの伏線になっており、ともかく細かいところまで作品が練り上げられていて読んでいてとても面白いです。
 ボーイミーツガールとしてもキリヒトとマツリカの関係がとてもかわいらしく描かれていてとても楽しめます。

ライトノベル

ミミクリー・ガールズ

 自分のTSF好きを知っている知人におすすめされて、設定読んで即買い増した。
 美少女になったマッチョマンたちがハリウッドのアクション映画みたいな活躍をする完全娯楽小説で笑いながら楽しく読めました。
 タイトル的に主人公以外にも色々と擬態しているキャラは出るだろうと予想していて、それはその通りだったんですけどその内容に関してはちゃんとひとひねり入れられていたのでしっかり楽しめました。

董白伝

 TSF好きとして追っていた作品。
 最近読んだのは最新の最終巻の方ですけど、読んでない人が確認するのに最終巻のリンク貼られても困ると思うのでリンクは一巻のものを。
 過去の時代に転生して現代知識で活躍するタイプの作品なわけだけど、主人公にとっては思い通りにならないことの方が多いし、なかなか都合よくは行ってくれないのが最後まで徹底されていて良かったです。
 現代知識を上手く活用してずる出来る場面はあるし、それでそこそこ上手くは立ち回れるけどやっぱ本物の天才どもには敵わないよねって言うバランスは好悪別れるものかもしれないけど個人的には好きです。
 三国志の登場人物としては軽薄過ぎないかみたいな意見も見かけたりしたことはあるんですけど、ライトノベルでありあくまで歴史小説ではなくキャラ小説ととらえているので個人的にはあまり気になりませんでした、気になる人なら読まない方が良いとは思います。

霊能探偵・藤咲藤花は人の惨劇を嗤わない

 一巻二巻両方一気に読みました。
 デビュー作の本歌取りとして書いたと作者さんも明言していて、結構雰囲気は似ています。
 まあ似ているというだけで全く別の作品で全く違う話なのでデビュー作を知らないとどうこうって言うのは無いです。
 似ている分作者さんの文章が上手くなったなーというのは結構感じました。
 女の情念だとかグロテスクな美しさだとかが好きな人にはおすすめできます。

青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない

 なんとなく流行りの作品も読むかと思って買ってみました。
 流行りって結構前じゃねって言うのは言わない方向で。
 個人的にはあまり刺さらなかったかなー。

漫画

チ。―地球の運動について―

 途中から追うの忘れていたので最初から読み直し中。
 好きな作品ではあるんだけど個人的にはこの作者さんの作品はひゃくえむ。の方が好きです。

狐の掟/竜王の娘

 同時に買って一気に読んだのでまとめて。
 表題作の狐の掟、男としてはまあこうなるよなーってところに納得しか無くて笑っちゃいました、とても好きな作品ですね。
 竜王の娘はすごくいいボーイミーツガールで読後感がとても良かったです。

仮面ライダー

 やっぱ石ノ森章太郎ってすごく絵とかコマの描き方が上手くて素晴らしいなーって感じます、1コマ1コマキマっててすごくカッコいい。
 内容も時代を感じつつも悲哀もあり、興奮もありでとても素晴らしいです。

あやかしトライアングル

 ぶっちゃけ面白いからというよりは性癖で読んでいる。
 宗牙先輩と祭里の絡みが一番好きです。

逃げ上手の若君

 ここから北条時行の生涯での一番の盛り上がりどころだろう中先代の乱が始まるというところですごくわくわくさせてきますね。
 しかし金閣建立が明言された辺り、時行の生涯の顛末を変えることは絶対に無さそうだなと改めて感じたわけですが、この作品がどのようにして終わるのだろうかというのはとても気になりますね。
 楠木正成のキャラが意外性がありつつも格を落とさずにきっちりと描かれていてとても好き。

すべての人類を破壊する。それらは再生できない。

 諏訪原八雲が好きなのでメインヒロインがきっちりと関係性を深めているのを尻目に明らかに迷走しているのを見てにやにやしている。
 マジックのプレイヤーってわけではないんですけど、やっぱブラックロータス出るとわくわくしますね~。


後書き

 ネタが尽きたわけじゃないですけどキリがなくなるのでこんなもんで。
 せっかくnote登録しているんだし何か書こうと思ってとりあえず最近買った作品とそれの一言コメント書いた感じです。
 ワンピの無料キャンペーンだとかも読んだんですけど、無料で読んだものにごちゃごちゃ言うのは好きな行為じゃないのでとりあえず買った本だけ書きました。
 と言ってもワンピはめちゃくちゃ楽しんで無料分以降買って読もうって決めたのでこれから書く可能性は普通にありますが。
 気が向いたらまた何か書きます。

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