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どうして私はリモートワークの夫をごはんで支えることになったのか?2020その2

ごはんとの戦い


夫の会社は9時始まりで12時〜13時は昼休みです。
リモートでも同じ勤務時間で、というつもりで取り組んでいるようでした。
それで18時頃に仕事終わりという段取りだったのですが、いつ終わったらいいの?という感じで、初めのうちは気がついたら19時までパソコンに向かってしまっていた日もありました。
自分の部屋での仕事というのは、なかなか大変なのですね。

昼休み中に昼ごはんを提供しなくてはいけなくなったので、12時に昼食開始するために11時半以降に段取りを始める毎日が始まりました。
私1人で昼食を食べていた時は、娘のお弁当作りの残りとご飯とか、みなさんにご紹介するにはびっくりな「ズボラ飯」で済ませていたので、「ちゃんとした食事」を昼食でも出さなくては、というのはかなり辛かったです。
作りながらストレス的な腹痛があった日もありました…。

その上、娘たちも休校だった時期が重なっていて、ほぼ家族全員の3食を全部作り続けたこともありました。
「そんなの娘に任せればいいよ〜」と思うかもしれませんが、またややこしい時期で2020年度は、次女の大学受験が控えていたということと、少し成長期特有の体調不良を起こしやすい状態だったので、あまり勉強以外の事を任せられなかったのです。
また大学生だった長女も、積極的に家事に関われるようになったのは今年に入ってからのことで、「我関せず」というかマイペースな性格で、もっと前からガッツリ手伝って貰えば良かった、と自分の育て方をとても後悔しています。
(今はそれぞれが自分の食事くらいは用意してくれるようになりました…泣)

「とりあえずパスタ」「とりあえずレトルト」「とりあえずカップ麺」は、2020年のスーパーでの品薄だった状況を思い出してもらえばわかるように、我が家でもそのうち在庫が尽きてしまいました。
これらの品々が手に入ってからも、人間って贅沢にできているから今度は既製品の味に飽きてしまって、じゃあ何か手作りでも「簡単だけどおいしいもの」「時短でおいしいもの」を見つけようではないか、という事になりました。

料理と私


そこで、料理本・習っていた(嫁入り前にね…古いです)料理教室のレシピノート・クックパッドなどを総動員していました。

特に役に立ったのは、意外に思うかもしれませんが、新聞のレシピ記事でした。
2020年4月4日『NIKKEIプラス1』なんでもランキングに掲載されていた15分でできるレシピです。
これは、今までのベターホーム協会の人気コラム「かんたん美味」という記事を改めて厳選したものなのだそうです。

もう一つは、大阪ガスが顧客向けに送付していた冊子「おとなの酒菜、こどものおかず」というものです。
一つのレシピで2通りのメニューを作り分けできるアイデアは役に立ちました。

良いレシピって、自分が作ってみないとわからないけれど、食いしん坊で常に食べ物に興味を持っていたからこそ、出会えたものもあるのだと思います。
「作って、おいしかった」それだけのことが、25年積み重なってきたという事です。

家事全般「何をどうしたらいいのかわからなかった」結婚したばかりの20代半ばだった私…。
当時の自分に、教えてあげたいことがてんこ盛りです!

そんな私の料理が進化したと実感したのは「妊娠・出産」「子ども園での給食業務パート」「今」です。

おかあさんになる

2回経験した両方とも、つわりが強く食べることができませんでした。
それ以前は洋食派だったのに、煮物など和食が好きになっていきました。
子どもの離乳食を作る時に、昆布出汁や、野菜スープを作ってみて、素材のおいしさに感動したのを覚えています。
全部手作りではなく市販の離乳食も使って、育児雑誌で得た情報だけではわからない、発達に合わせた味付けや食材の柔らかさ加減などを知り、なるほど〜と感心していました。

きゅうしょくのせんせいと呼ばれて

調理補助パートとして、子ども園で2年弱働いていました。
何よりも園児さんがかわいくて…。
「なにしてるの〜?」「おいしかったです😃」なんていう言葉が嬉しかったですね。
とっても近所で、パート仲間も気さくで、調理師さん栄養士さんとも良い関係を築いていたのですが、勤務時間が食品会社と約束していた5時間以内には収まってくれなくて、ほとんどフルタイム勤務みたいな日々が続き…離脱してしまいました。
こちらでは、果物を何十個もカット・何キロもある大きな鍋での調理・手作りおやつ(カップケーキとかお団子とか)を作ることによって、調理の速さや献立の知識とか、もちろん何百枚ものお皿の片付けも、いろいろと鍛えられました。

そして、今

今まで長々と書いてきましたが、2年間ほぼ3食作るということで、料理のネタ切れと戦いながら、作り方を見ないでもできる料理の数が増えました。
noteでも、みなさんの投稿で「いいな」と思ったお料理を見てアイデアをいただいています。

久しぶりに、ひとりぼっちで部屋にいてこの文章を書いて、ちょっとさみしいな、という気持ちもあります。

これからも、懲りずに夫に「おいしいもの」を作りたい。

そう思います。

先日は一緒にお誕生日をお祝いしました🧁





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