往復書簡|ヘルシーに生きるために必要なこと。
お涼さんへの返信です。
わたしからの難問に誠実に向き合ってくれて、ほんとうにありがとうございます。
「お涼さんがもっとも大事にしている価値観は、なんですか?」
という問いに、バカボンのパパで返してくるなんて、
お涼さん、あなた天才ですか!?てか、天才です!!
今日、高校3年生のお子さんを持つお母さんと話をしました。
お子さんは、高校を卒業したら進学のために家を出て一人暮らしを始めるそうなのですが、その話をしたときに
「家を出たら、彼女は自分という家族を作るんです。そして、自分の人生を自分で引き受けるんです。彼女はもうこの家の『子ども』という立場には戻らないんです。」
とおっしゃったとき、この詩のことが思い浮かびました。
わたしはお涼さんも知っている通り、ヒューマンデザインを学んでいるのですが、ヒューマンデザインを通してひとを見ると「ひとってこんなにも違うのか」と驚かされます。多くの常識や前提は覆され、そこに唯一無二の真理のようなものは、何もないことに気づかされます。
たぶん、わたしたちはどんなに言葉を重ねても、他人と100%分かり合うことはできないんだな、と感じるのです。
けれど、この宇宙でただひとり、自分だけは何があっても自分のことをわかってくれる。自分を喜ばせ、自分をケアし、自分を励まし、自分を慈しむ。それさえ怠らなければ、わたしたちはとてもヘルシーに生きていけるんだなと改めて気づかされました。
お涼さんの中に起こっている
「これでいいのか?」
「これでいいのだ!!」
という掛け合いは、まるで吉本新喜劇の「お約束」のズッコケのようなおかしみを感じます。小学校のとき、土曜日の午後にテレビの前で、同じようなギャグでゲラゲラ笑っていた、あの感覚。お涼さんの「おもろがって生きる」の真骨頂は、そういう掛け合いから始まるのかもしれませんね。
さてさて、お涼さんからいただいたお題
についてなのですが、最近読んだ「環と周」というよしながふみさんの新作はとても良かったです。号泣しました。さいきんトシのせいか湿っぽいのです。「縁」というものについて考えずにはいられなかったし、いま自分の周りにいるすべての人に対して、できる限り誠実でいよう、と心に誓いたくなる作品でした。おススメです。
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ではでは、わたしからお涼さんに、最後の質問です。
10年後のお涼さんは、どんなふうに生きていると思いますか?
すがこ
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