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#4 保険診療でオーソモレキュラー療法は出来る? 保険診療とオーソモレキュラー療法の違い、薬とサプリメントの違いとは

薬とサプリメントの具体的な違い。同じように見える物でも何が違う?②

病院で処方される鉄剤と、分子栄養学実践専用サプリメントの鉄分との違い

続いて、病院で処方される鉄剤と、分子栄養学実践専用サプリメントの鉄分の違いです。

鉄剤は、主に「鉄欠乏性貧血」と診断された場合に処方されています。鉄欠乏性貧血とは、その名の通り鉄の摂取量が少ない場合や不足している場合に起こる貧血のことで、この鉄欠乏性貧血は、全体の貧血原因の約7割を占めていると言われています。

この鉄欠乏性貧血は特に女性に多く、理由としては女性の場合は毎月の月経によって定期的に出血し、血液と共に鉄分が失われてしまうことが挙げられます。加えて、妊娠出産によって鉄の需要と消費が多くなるのも女性に貧血が多い理由です。他にも、子宮筋腫、過多月経など何かしらの疾病や病気、怪我によって出血量が多くなった場合も鉄欠乏性貧血となります。

このような鉄欠乏性貧血と診断されたときに病院で処方されるのが、次のような「鉄剤」です。特に「フェロム」や「フェロミア」が処方されること多く、もしかしたら、あなたも処方されたことがあるかもしれませんね。

病院で処方される非ヘム鉄の例

  • フェロム (フマル酸第一鉄) 有機鉄

  • フェロミア (クエン酸第一鉄) 有機鉄

  • リオナ (クエン酸第二鉄) 有機鉄

  • インクレミンシロップ (溶性ピロリン酸第二鉄) 有機鉄(食品添加物としても使われる)

  • フェロ・グラデュメット(硫酸第一鉄)無機鉄 発色剤の一種。食品添加物としても使われる。

対して、オーソモレキュラー療法で使用されているのは「ヘム鉄」です。鉄分には大きく分けて「非ヘム鉄」「ヘム鉄」があり、病院で処方される鉄剤は「非ヘム鉄」になります。

この2つの違いは何なのかというと、主に肉や魚に含まれる動物性の鉄分が「ヘム鉄」で、野菜や穀物、果物に含まれている鉄分が「非ヘム鉄」です。どちらも同じように見えるかも知れませんが、その分子構造は大きく異なります。

では、なぜオーソモレキュラー療法と病院で処方される鉄剤は、違う構造の鉄分が使われているのでしょうか? この2つは一体何が違うのでしょうか?

まず、ヘム鉄と非ヘム鉄の大きな違いは、その吸収率と安全性です。ヘム鉄は吸収率が高いという特徴があり、その吸収量は10%〜30%程度と言われています。これは、小腸にヘム鉄専用の吸収経路がある事と、お茶やコーヒーなどに含まれるタンニンの影響を受けにくいことが関係しています。

対して非ヘム鉄の場合、その吸収率はかなり低く、5%以下しか吸収することが出来ません。これは、非ヘム鉄の吸収には胃酸やビタミンCなどの助けが必要な事と、お茶やコーヒーなどに含まれるタンニンと結合し、吸収率が落ちてしまうことが関係しているためです。

そのため、病院で処方される鉄剤は1回の服用量が100mgとかなり多くなります。しかし、これだけ飲んだとしても、吸収出来る量はたった5mg程度です。しかも、人によっては胃がムカムカしたり便秘になったりと副作用が出る場合があります。これは、病院で処方される鉄剤の多くが「無機の鉄そのもの」である事と、吸収効率が非常に悪い事から、体内で活性酸素が発生し、胃や腸の粘膜を傷つけてしまうことがあるためです。

鉄は、酸素と結びつきやすく、錆びやすいことはご存じですよね。このサビが体内で活性酸素を発生する原因になる事から、体内では鉄を安全に運んだり利用したり出来るようにタンパク質に包まれて大切に扱われています。

しかし、鉄剤を大量に服用した場合、鉄を吸収する過程で活性酸素を大量に発生させてしまいます。活性酸素とは、酸素の一部が通常よりも活性化された状態になることで、活性酸素の事を「フリーラジカル」とも呼びます。

この活性酸素が胃や腸などお腹の中で発生すると、その活性の高さから細胞を傷つけてしまい、様々な機能障害や疾患の原因に繋がってしまうのです。

また、腸内細菌の中には、鉄をエサにして増殖する悪玉菌が存在しています。非ヘム鉄はその吸収率の悪さから、吸収されなかった鉄分が大腸へと流れ、悪玉菌のエサとなって悪玉菌が増殖してしまうことがあります。

すると、便秘などお腹の調子が悪くなるほか、SIBO(小腸内細菌増殖症)、リーキーガット症候群、過敏性腸症候群(IBS)など炎症性の腸疾患や肝炎、非アルコール性脂肪肝などに進行してしまう可能性があります。この事から、オーソモレキュラー療法では病院で処方される鉄剤の使用は推奨していません。

では、オーソモレキュラー療法で使用している「ヘム鉄」はどうなのかというと、ヘム鉄は非ヘム鉄に比べて安全性が高く、活性酸素の発生源になりにくいという特徴があります。これは、ヘム鉄が「ポルフィリン環」と呼ばれるタンパク質のカプセルのような物に包まれていることから、吸収時に鉄を還元する必要が無く、活性酸素を発生させないためです。

加えて、ヘム鉄は吸収率が高いことから鉄剤と比べて大腸へと流れる量が少なくなるため、ヘム鉄を摂ってもお腹の調子は悪くなりにくく、身体にも優しいのです。

なぜ、ここまでヘム鉄が優れているかというと、ヘム鉄の構造もさることながらその吸収経路にあります。小腸には「ヘムトランスポーター」と呼ばれるヘム鉄専用の吸収経路が存在しており、この専用の吸収経路から効率的に吸収されることで、非ヘム鉄よりも効率的な吸収が可能になっています。

そのため、お茶やコーヒーなどに含まれるタンニンなどの影響を受けにくく、効率的に吸収することが出来るのです。

対して、非ヘム鉄の吸収経路はDMT1という経路を使って行われています。この吸収経路は亜鉛や銅など他のミネラルを吸収経路と共通になっているため、鉄剤を多く飲めば飲むほど亜鉛など他のミネラルの吸収を阻害してしまい、亜鉛が欠乏することによって「亜鉛欠乏性貧血」という貧血を引き起こしてしまう可能性があります。

鉄欠乏性貧血は鉄分さえ補給すれば改善出来ると思われがちですが、実はそうではありません。貧血を改善させるためには、鉄以外にも様々なミネラルやタンパク質が関係していて、その中でも特に「亜鉛」が重要な働きをしています。

オーソモレキュラー療法ではこのような体内での分子(栄養素)の乱れを改善することが目的のため、ヘム鉄以外にも亜鉛など貧血改善に必要な栄養素も同時に摂取していきます。このあたりが、保険診療の大きな違いです。

保険診療とオーソモレキュラー療法の貧血対策の違い

では、オーソモレキュラー療法と保険診療では、使用する鉄分の違い以外にも、他に何が違うのでしょうか?

この2つが行う貧血対策では、使用する鉄分の違い以外にも、アプローチ方法そのものが大きく異なります。

保険診療では上述した鉄剤しか処方されませんが、オーソモレキュラー療法ではヘム鉄以外にもプロテインやビタミンB群、亜鉛など造血に必要な栄養素も同時に摂取していきます。

特に、タンパク質と亜鉛はヘモグロビンの材料となる「ポルフィリン環」の合成に必要な材料であることから、貧血を改善させるためにはタンパク質や亜鉛の同時補給が欠かせません。

このタンパク質や亜鉛が不足してしまうと、貧血が改善出来なかったり、亜鉛欠乏性貧血を引き起こしたりと、改善がうまくいかない結果となってしまうのです。そのため、オーソモレキュラー療法では鉄分のサプリメントを単体で摂取する事はまずありません。

このあたりの理由を理解するためにも、すこし造血の仕組みを見てみましょう。ヘモグロビンは「ヘム」というポルフィリン環と鉄がくっついた物で、グロビンはタンパク質です。この2つが組み合わさることで、ヘモグロビンは構成されています。

よく、貧血と診断される際には血液検査でヘモグロビンの濃度を測りますよね。ヘモグロビンは酸素と結びついて全身に酸素を運ぶ働きをしています。このヘモグロビン量が減ってしまった状態が、鉄欠乏性貧血を始めとした貧血と言われる状態です。

そして、ヘム鉄の元になる「ポルフィリン環」の材料に亜鉛が必要になります。ポルフィリン環とはタンパク質のカプセルのような物で、ヘム鉄はこのタンパク質に包まれていることが最大の特徴です。

私達が摂った鉄分はこのポルフィリン環に包まれた「ヘム鉄」と呼ばれる状態に合成され、ヘモグロビンの合成などに利用されています。この時に亜鉛が不足しているとポルフィリン環が十分に合成できなくなり、ヘモグロビンの合成量低下に繋がります。このことから、亜鉛は造血をする際にも必要な栄養素です。

他にも、亜鉛欠乏は「亜鉛欠乏性貧血」とも関係しています。亜鉛欠乏性貧血とは、亜鉛が不足することによって赤血球の膜が破れやすくなり、毛細血管通過時に血管とこすれて壊れてしまう状態の事です。

赤血球が壊れてしまうと、その中に含まれるヘモグロビンも壊れてしまいます。先ほど、ヘモグロビンの構成については説明しましたよね。このせっかく作ったヘモグロビンや赤血球が次々に壊れてしまうと、これら合成量よりも破裂量が多くなって、貧血が進行する原因になります。亜鉛は、この赤血球の膜を丈夫にし、壊れにくくするために必要な栄養素です。

そんな亜鉛不足ですが、一見すると鉄欠乏性貧血とは関係ないように思えますよね。しかし実は、この亜鉛不足は鉄欠乏性貧血と密接な関係がある事が分かっています。ある鉄欠乏性貧血の女性グループを調べたところ、鉄欠乏性貧血の女性は健常な女性と比較して、血清亜鉛濃度が低いことが分かりました。

この研究では、鉄欠乏性貧血の女性30名を調べた結果、血清亜鉛濃度が70μg/dL(正常値80μg/dL)を下回っている女性が27名とおよそ90%の女性が亜鉛欠乏状態でした。対して鉄欠乏性貧血で無い健常の女性30名では、血清亜鉛濃度が70μg/dLを超えている女性が29名と、殆どの方に亜鉛欠乏が見られなかったのです。

このことから、亜鉛欠乏と鉄欠乏性貧血には相関関係があり、鉄欠乏性貧血を抱える女性の殆どは亜鉛欠乏も同時に抱えている可能性があります。

亜鉛は、上述したようにポルフィリン環の材料となったり、赤血球の膜を強くしたり、インスリンの働きに関与していたりと、貧血や糖尿病にも大きく関係している栄養素です。この亜鉛を同時に摂取する事で、更に貧血を改善しやすくなるという結果が出ています。

先ほどの研究と同じく、貧血の女性に「鉄だけ」を摂取してもらったグループと、「亜鉛だけ」を摂取してもらったグループ、そして「鉄と亜鉛」を摂取してもらったグループの変化を見た結果があります。この結果では、鉄のみ、亜鉛のみのグループと比べ、「鉄と亜鉛を同時」に摂ったグループの方が赤血球数の改善に有意な差が見られました。

このことから鉄分だけや亜鉛だけを摂取するのでは無く、鉄分と亜鉛は同時に摂取する方が効果的です。このことから、当方が推奨する分子栄養学実践専用サプリメントのヘム鉄には、造血に必要な亜鉛やセレン、マンガンなどが配合されています。

これは、生体内のミネラルバランスや有害金属の解毒、鉄の恒常性が保持されるよう考慮されているためです。

対して、市販されているサプリメントの中にもヘム鉄のサプリメントが売られていますが、これらは単にヘム鉄だけが配合されたものが殆どで、造血に必要なその他の栄養素が摂取出来るようには設計されていません。また、有効成分であるヘム鉄の含有量が殆ど含まれていないものもあります。

そのため、ドラッグストアなどで市販されているヘム鉄のサプリメントと、当方が推奨する分子栄養学実践専用サプリメントのヘム鉄は別物です。

ヘム鉄のサプリメントというとみんな同じに見えるかも知れませんが、その中身や質には大きな違いがありますので注意して下さい。

市販の安いヘム鉄サプリにはご注意!

ヘム鉄のサプリと言えば、ドラッグストアーなどで安く販売されている物を見かけることがありますよね。ヘム鉄が補給出来るなら、安くて量が摂れるに越したことはありません。しかし、同じヘム鉄といえどその質にはピンからキリまであります。特に、「ヘム鉄パウダーの量」と「ヘム鉄含有量」は全く違うものですので注意して下さい。

ヘム鉄は豚の血液を精製して作られており、ヘム鉄パウダーと呼ばれるパウダー状の中にヘム鉄が1%もしくは2%含有している物が一般的です。例えば「一粒でヘム鉄50mg」と書かれていても、これはヘム鉄パウダーが50mg含まれているだけであり、実際にはその中の1%〜2%である0.5mg〜1mgしかヘム鉄が含まれていない計算になります。このように、多く含まれているように見せかけて、実際にはヘム鉄が殆ど含まれていない物があるのです。

また、繰り返しますが貧血改善にはヘム鉄以外にも微量ミネラルと呼ばれるセレンやマンガン、銅や亜鉛など他のミネラルの補給も重要です。ヘム鉄として市販されている商品の多くはヘム鉄のみなど鉄分の補給しか出来ません。加えて、ヘム鉄の製造管理には高度な技術が必要で、生体内利用効率まで考慮すると安く作る事は不可能です。物によっては、湿度などの製造管理体制が悪く、品質が劣化している物もある恐れがあります。

この事から、同じように見えるヘム鉄サプリメントであっても、体内での利用効率が悪く、貧血が改善出来ない場合があります。これを避けるためにも、ヘム鉄を摂取する際は生体内のミネラルバランスや生体内利用効率などを考慮した質が高いものを選ぶようにして下さい。当方が推奨する分子栄養学実践専用サプリメントのヘム鉄製品は、「鉄の取り込み」「利用」「貯蔵」「排泄」など貧血改善における鉄分本来の働きが安全に出来るよう考慮されています。ヘム鉄を選ぶ際は、値段や含有量にとらわれず、体内で安全に利用出来る安心、安全な製品を選ぶことが大切です。

また、造血をしたり貧血を改善させるためには、亜鉛やヘム鉄に加えて「タンパク質」も必要です。先ほども解説したように、無機の鉄そのものの状態が体内で存在すると、活性酸素を発生させてしまってむしろ身体や細胞にダメージを与えてしまいかねません。

身体はこの鉄から発生する活性酸素から身を守るために、鉄を運搬、保存、利用する際は必ずタンパク質で出来たカプセルに鉄分子を入れて利用しています。これが、ポルフィリン環やフェリチンなどですね。

つまり、鉄を安全に運搬、利用するためにはタンパク質が絶対に欠かせません。いくら鉄分を多く補給しても、安全に貯蔵、運搬、利用出来るためのタンパク質がない状態では、貧血を改善させることが出来ないのです。

このことから、オーソモレキュラー療法では、貧血改善をするためには鉄分摂取に加えて「タンパク質」もしっかり摂ることも行っています。

タンパク質は肉や魚などから摂取することが可能で、タンパク質の摂取目安量としては体重(kg)×1~1.5グラムが理想だと言われています。

これは例えば、体重が60kgであれば、一日に必要なタンパク質はその体重分の60gといった感じです。意外と少なく感じるかも知れませんが、これは肉を60グラム食べるという意味ではありません。お肉には水分や脂質などタンパク質以外のものが多く含まれています。また、加熱など調理によってもお肉に含まれるタンパク質は減ってしまいます。そのため、純粋なタンパク質量で換算すると、肉で言えばおよそ800g相当です。

ただ、お肉を毎日800g食べるのは現実的ではありません。そのため、オーソモレキュラー療法では「プロテイン」を利用します。プロテインなら、一食につき10g〜20g程度のタンパク質を手軽に補給することが出来ます。このプロテインと、先ほどのヘム鉄、タンパク質を利用するために必要な補酵素のビタミンB群をセットで摂取する事が基本です。

とは言え、単にプロテインを飲めば良いという訳ではありません。タンパク質を消化吸収するためには胃や腸がしっかり働いていることが重要です。中には自律神経の乱れやピロリ菌などの感染症、胃酸の分泌量低下などによってタンパク質をうまく消化吸収出来なくなっている方もいます。

そのような方に対して、消化酵素を同時に摂取したり、プロテインよりも消化吸収が良いアミノ酸などから補給したり、ピロリ菌の除菌を行ったりなど、消化吸収のケアを同時に行っていくのもオーソモレキュラー療法の特徴です。

このように、保険診療では非ヘム鉄しか含まれない鉄剤を処方するだけですが、オーソモレキュラー療法ではより安全なヘム鉄を使用し、さらに造血や貧血の改善に必要な亜鉛、タンパク質などの同時摂取、更にはタンパク質などの消化吸収を考慮してアプローチを行っていく事が大きな違いです。

鉄分というとみんな同じように見えるかもしれませんが、比べてみるとオーソモレキュラー療法と保険診療では、使う材料ややり方、考え方に大きな違いがあることが分かりますよね。

海外サプリメントの「アミノ酸キレート鉄」にご注意!

最近では、インターネットを使って個人でも手軽に海外製のサプリメントを輸入することが出来るようになりました。その中でも、吸収率が高い鉄サプリメントとして「アミノ酸キレート鉄」が、一部の栄養療法を行っている方の間ではブームとなっています。

アミノ酸キレート鉄とは、本来吸収効率の悪い鉄を「グリシン」と呼ばれるアミノ酸でサンドイッチする事で、飛躍的に吸収効率を高めた鉄サプリメントです。価格も安く、吸収率も高いことから、一見するとかなり良い鉄サプリのようにも思えます。ただ、このアミノ酸キレート鉄のサプリメントは良いことばかりではありません。

アミノ酸キレート鉄は鉄分だけを無理矢理大量に吸収させることから、とても利用効率が悪くなります。造血には鉄以外にも亜鉛や銅、セレンやマンガン、タンパク質なども必要で、これらが足りない場合は造血することが出来ません。特に、アミノ酸キレート鉄では鉄だけを大量に吸収させることから、他のミネラルとのバランスを崩しやすくなります。

鉄を多く摂取すれば貧血が改善出来るような気がしますが、鉄だけ大量に補給しても造血することは出来ません。先ほども解説した様に、造血するには「亜鉛」も必要で、鉄欠乏性貧血の方は同時に亜鉛欠乏性貧血も抱えています。このような理由から、アミノ酸キレート鉄及び病院から処方される非ヘム鉄の大量摂取は、むしろ亜鉛欠乏性貧血や炎症を招く原因となる恐れがあります。

このように、単に吸収率や価格だけで鉄サプリメントを選び、安易に分子栄養学を実践するのは危険ですので注意して下さい。



※この記事は、下記記事から一部を抜粋・改編したものです。記事全文は下記記事をご覧下さい。元記事はこちら↓


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