見出し画像

ハロウィンと何の縁も無い私の10月末

こんばんは。

どうにも、それほど、
私自身は己に対してストイックなタイプでは無いと思うのだけれど、
いや、だからこそなのかな

思い切り
人間味が感じられないほど、
無機質なまでのストイックさに憧れる節があるのです

…まあそれは
物語の世界などでも一定の人気のあるキャラクターに通底する特徴でもあるだろうし、普遍的に人気な要素なのであろうとは思うのですが

アクセサリーを作る上でも、
かなりの頻度で
敢えての真冬に寒々しい色合いだとか禁欲的な色合いをぶつけることが好きです


つまりは本日の新作のピアス

「唯唯、瞠る」(minneCreemaBASEiichi

これ、ここ数週間分の製作計画の中になかったのに
突然降って湧いたように作りたくなって勢いに任せて作りました

急激に寒くなって空気が冷えてきて、
晴れてもその晴れは夏の晴れとは違って、
曇ったら曇ったで空は奥行きがあるのにガラス張りのようで

そんな季節に入ってくると
(梅雨にもちょっとそんな雰囲気はあるのだけれど湿度が違うのだな)

ものの輪郭が異様に際立って見えてくるようになります

おそらくは光に視線を向けてもそんなに眩しくはなく
逆光でものを見ることに抵抗がなくなることが影響しているのでは無いかな

それに加えて、
太陽の光が持っている「色」というのがどんどん薄くなり、
その分雲なのか空気感なのか、
少しの青みと、すりガラスのような冬独自のフィルターがかかる。

上の白バックの写真より、
こんな風に、光を透過させようとした写真の方がわかりやすいかな

寒々しい青いチェコビーズが
ますます凍てついて見えるようになる(笑)

それはそのまま、冴え冴えと覚醒する感覚を思い起こさせて、
だからこの季節にこれでもかと寒々しく撮影された青は、
深い知性を感じさせる。

ように思うのです
どうかな。

本日のように雲の多い薄暗い空で、
一日中ほの青い光が射していたりすると
どんどんそんな「気分」になって、ピアスの写真を撮りまくってしまうことになるのですな


青に限らずなんだけれども、
もっともっとと、ひんやり、とっつきにくいものに
うっとりと見惚れる羽目になるのです

思わず息を止めてしまうくらいの、
お腹の底から震えるような冷たい風が吹く日、

真っ白に冷えた、あの人の横顔
例えばチャコールグレイのマフラーが顎までを隠していて、
でも
耳元にはキンと音がするほどに冷えた青のピアス



特別な日では無いある日の、
でもいつまでも記憶に残る「冬」の一瞬。


さて
明日は復活販売を予定していますが、

久々の洋梨ドロップでなぜか今とても弱気になっています


---------------

(さて、余談)

我らが広島東洋カープの日本シリーズ。
昨日に続いて負けてしまいました

昨日の負けは負けた気がしない負けだったのだけれども
本日は
ああ、ソフトバンクホークスって強ぇなぁ

と、遠い目にさせられてしまう負け。

あと
野村投手先発というところに
ほんの少し、うっすらと
「大丈夫かなあ」って気持ちを持ってしまったこと自体に
何だか寂しさを感じてしまったのでした
甦れ野村!

とかね。

でも後半、アドゥワ投手→中村祐太投手とリレーして
しっかり抑えられていたのは明るい気持ちになりました
若手が溌剌としているのは良いものだ
鈴木誠也選手もホームランを打ったことだしね。


2018.10.31. nuta design


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?