見出し画像

我ながら凄いこじつけ

こんばんは。

本日の復活販売は飾り結びのイヤーカフ でした



↑「余韻撼ワス」

ここ最近、立て続けに復活製作している臙脂と黒の組み合わせ

少し前の新作ヘアピンもこの色合いでした

黒だけではなんだか取っつきづらくて
かといって臙脂だけでは控えめで

その間のところというのがちょうど良いのかしら


程よさ、感じのよさというのは
振り切りすぎたところにはなかなかなくて

作り手というか考える側としては
車のアクセルをベタ踏みするみたいに
何も考えずにもうそれ以上動かなくなるところまで力を入れるのが
気分も良いし何よりわかりやすいのだけれど

でも、求めているものはそこじゃないのですな

というのが難しいところです

ケースバイケースではあるとはいえ
多くの場合、わかりやすい目盛りのないところに「いい感じ」はあって
しかもタチの悪いことにそれは人によって異なる。

この微妙な難しさというのは料理にも通じるところが
そういえば、あるような気がするのですな

といったところで激しく余談にそれるのだけれど
動物のお医者さんで有名な佐々木倫子先生の初期の作品の中で

料理を失敗するということについて
塩を入れすぎたからといって塩より辛くなることはないのだ
といった風な表現があり

ごくごく単純な子供であった私は愚かにも(哀れにも)
「なるほど」
だなんて思ったのだけれども

いや、確かにそりゃそうなんだけど食べられないよね
といいますか

あの頃佐々木倫子先生も私も若かったんだなと今にしてしみじみ思うのは

今となっちゃ料理のうまいまずいだけじゃなくてそこに「健康」って新たなパラメータが加わってるからその理屈はどうなのだろう

だなんていったこと
だったりします




というわけで
難しいけれども、大変だけれども
きっと装いに関しても飽きずサボらず
「程よいところ」を追求するのは
きっと、身体にも良いのじゃないかしら、長い目で見たら。





さて

明日は新作をご覧に入れたいと考えています

2023.4.15. nuta design

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?