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捨てる・買い替えることがすべてではない!今あるものも大事にしよう!

ここにGREGORYのデイパックがある。

型番は不明だが、おそらく廃盤になっている可能性がある。
こちらのバッグは20歳の頃、今はなきアウトドアショップで購入したもの。かれこれ10年以上の付き合いとなる。

さすがはGREGORY、内装に多少のほつれがでていても全体的に丈夫そのもの。使い込んできたせいか、いい感じにクタッとしてきてる。
最近買ったkarrimorのTribute40はまだまだ固い。「バックパック界のロールスロイス」と呼ばれるだけあって、背負い心地はさすがの一言。

そんなバッグを持っているわたしだが、最近、新しいリュックが欲しいな~~~と思っていた。
しかしここで考え直す。「なぜ買い替えないといけないのだろう?」「なぜ買い替えたいと思ったのか?」と。
そもそも、人はなぜ買い替えようと思うのだろうか??

・穴が空く、生地が破けるなどの致命的な傷や汚れがある
・なんらかの理由で使い勝手が悪くなってきた
・見慣れた(=飽きた)から、新作が出たから

だいたいこの3つぐらいに集約されると思う。

まず致命的な傷や汚れがある場合。
これらはまっとうな理由になりうるだろう。
ダメージジーンズならともかく、穴の空いたスラックスで仕事に行くことはできないし、背中の生地がないシャツも無理だろう。貧ぼっちゃまか?

使い勝手が悪くなってきたはどうだろう。
わたしの場合、20代の頃に牛革でできたトートバックを購入したが、30歳を過ぎた今となっては重すぎて使い勝手が悪くすぎて買い替えた、という過去を持つ。
持ち物の劣化、加齢や肉体の変化によって使い勝手の良し悪しは変わってくる。

そして最後の見慣れた、飽きた、新作が出た。
ハッキリいって買い替えたい理由ナンバーワンじゃないかと思ってる。
もう飽きちゃったのだ、単純に。
仕事や恋人の乗り換えは簡単じゃないが、ものだったらお金を出せば簡単にできる。
ものが愛想を尽かすことはないが、人間の心は飽き性で新しいもの好き。
そしてこういう「飽き」がくるものは、たいていそんなに深く考えずに買った物が多かったりする。


では、今自分が持ってるバッグについて考えてみよう。

まず致命的な傷や汚れがあるかどうか。
ほつれこそあるが、どこかに穴が空いたり生地が破れたりはなく、全然フツーに使える。
結構汚れがついているが大丈夫そうだ。

次に使い勝手の良し悪し。
バッグの横にドリンクホルダーがないのは欠点だが、それ以外は特になし。
長年使ってきたので、腕を伸ばすだけでバッグを降ろさずノールックで荷物を取ることもできる。
デイバッグなので重量もそんなにないし、よって使い勝手も問題なし。

最後に飽きたかどうか。
飽きた。間違いなく飽きてる。もうずっとこいつを見続けた。

ここいらでいっちょ新しいものに買い替えて気分も一新したい。

ということは、自分が買い替えたい理由は「なんかもう飽きちゃったので買い替えたい」ということがわかった。

しかし、まだまだ全然使えるし自分にとって使い勝手も悪くないのに、わざわざ買い替えるのは合理的ともコスパがいいともいえない。
そこで、なぜ飽きちゃったのかを考えてみる。


まずこの使い古した感。これが買い替えたくなった大きな理由だろう。
ではこの「使い古した感」はどこから醸し出されているのか?

  • 内装のほつれを知っていること

  • クタッとした感じ

  • 見た目も中も汚れていること

うち上の2つはすでに述べた通り。ほつれはハサミで切ってしまえばいいし、長年使ってきたからこそのくたびれた感は仕方がない。
問題は「見た目も中も汚れている」ということ。

今、このリュックは外でトレーニングするときに持っていっている。
当然芝生や地面の上に直起きするし、縄跳びや汚れたウェアもそのまま突っ込んでいる。これが中も見た目も汚らしい原因だろう。

となれば、洗ってしまえば多少は解決するかもしれない。
むしろリュックを洗う、という発想すらなかった!
というわけで早速洗ってみよう!

浴槽の中にお湯をはり、洗剤を入れて…

ドーン!!!
こういうとき、使い古したものは気兼ねなく洗うことができるので楽ちん!新品は気を遣うしね!

丁寧に揉み洗いして完了!

きったな!

あとは洗濯機に入れてすすぎと脱水をするだけ!

で、洗い終わったのがこれ。少しは綺麗になったかな?
もう少し頑張ってもらおうかな!

というわけで、ものを処分して新しく買い替えるのもいいけど、今あるものを大切に使うのも立派なミニマリズムだというお話でした。

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