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京都市長選挙の応援をしていて傷ついた

 まあ、どうせ無職だし何のしがらみもないし、僕は単なる一匹のオタクなのでヒマだけはあるし(本当はアニメの本をたくさん読みたい)、福山和人さんが京都市長になってほしいなあという選挙応援支援活動をしている。
 さすがに無知なので地域の共産党グループの人に従ってビラとかポスターをもらって、その指示の範疇で行動しているが。公職選挙法は細かいので怖い。候補者の公示後は候補者の顔写真と名前を入れたポスターを貼ってはいけないという謎ルールもある。(候補者の顔と名前も書いてないポスターを選挙前に貼る意味とは?)


 インターネットはまだ法整備されていないので、上記のヘッダー画像を使ってもいいのだが、印刷物についての規制などは小難しく、ある。


そもそもなぜ福山和人候補を応援しているのか

 僕はアニメオタクなので、京都アニメーションが放火されて、まだ鎮火されていないのに現職の門川大作市長がそれを選挙のスピーチのネタにしたのが許せないからです。まあ、4年前は「大切な京都に共産党の市長はNO!」という何の論議でもない単なる差別意識丸出しの新聞広告を門川大作陣営に出されて負けたんですけどね。
 それから何とか京都アニメーションを放火した青葉被告は裁判の法廷に出た。死刑だろう。控訴しているが。それはまあ、司法に任せるのが良識的な近代人の在り方なのだが、門川大作は裁かれていない。
 市長と言う行政、地方自治体のトップでありながら自分の治める地域の文化的に重要な、いや、功績の大小は問わず、とにかく領域内の企業が例を見ない大規模な放火をされてまだ鎮火していない時点で自分の子分の選挙応援スピーチのネタにしたのは危機管理能力の深刻な欠如だと思う。
 詳しくはアニメブログの方に書いた。


 まあ、4年前は反共広告を出されて負けたんですけどね。



2020年の選挙戦終盤に門川大作陣営が出した広告


 政策議論もへったくれもない、ただただ共産党は悪いと繰り返すだけの市長を支持しているのが今の京都市民である。


今回も福山和人候補を応援している


 京都アニメーション火災を侮辱した門川大作に比べたら、前回と同じく、今回の自民公明立憲国民民主党のオール与党推薦の松井コウジ候補はあんまり敵ではないのだが、門川大作と同じく「便器を素手で掃除したら小学生の道徳心が磨かれる」というカルトじみた「便きょう会」を継承していて、糞だと思った。なので、松井こうじより福山和人候補を応援している。


 僕も過労でやられた後に京都の外国人観光客向けのインバウンド需要ホテルで働いていたけど、小便ではなく素手で大便器のクソを掃除した手で、そのままアメニティの食器も磨けと命令されていたからな。もちろん、そんなことではまったく心はきれいにならなかった。
 でも、バイトリーダーに朝礼で「お前たちに給料を払うために会社がどれだけ客を呼ばないといけないのか自覚しろ!どんなに汚れていても一部屋5分で掃除を終わらせろ!」と怒鳴られて、「バイトリーダーの分際でバイトに会社への忠誠心を説くんだ。こいつは糞だな」って思った。糞まみれの糞ホテルでございます。


 糞ホテルの糞掃除を奨励しているし小学生にも糞まみれになれと言う松井コウジという悪夢の民主党政権時代の官房副長官がのうのうと自民党などオール与党の推薦を受けているのは糞の極みでございます。


 僕も糞の掃除の仕事を過労になるまでやっていたとはいえ、糞大便自体はそんなに好きではないので、クソを道徳教育に奨励しているクソ松井コウジよりは、保育士や給食調理士や京アニ火災後の門川大作に削減された消防員の待遇改善を訴えている福山和人候補の方がマシだと思って選挙活動の応援をしている。




 まあ、別に無職なので何のしがらみもないし、単にダイエットのための日課のウォーキングのついでに選挙の応援のビラ配りとか辻立ちをしても良かろうという程度である。


 福山和人候補は現在、松井候補に激しく追い上げているという新聞報道があったが、追い越してはいない。別に僕は無職なので自民党に唯々諾々と従っている市民がさらなる増税と福祉の削減を受けても自業自得なのでどうでもいいんだけど。
 僕の知り合いの京都市の正規職員でも「子育てをするなら京都市は土地が高すぎて無理」と言って滋賀の新築分譲住宅を買って移住した。正規職員ですら人口流出しているのに、「京都は子育て日本一」と言っている門川大作は面白すぎるなあ。おいおい、自分の子分の面倒くらい見ろよ。


権威主義の根深さに傷ついた

 というわけで、日課の重りをつけてのウォーキングがてら、福山和人候補への投票を呼び掛ける活動をしていた。
 ほとんどの人に無視されるし、迷惑がられるし、選挙運動や活動というのはインターネットの人が言うようにダサい。ダサいというか、みじめだし、地道に投票率を上げるために頭を下げ続けるしかない。でも、呪術廻戦のナナミンみたいに、六本木ヒルズのKLab株式会社で金持ちの資産を増やすために過労死寸前まで働いていた時より地味な選挙応援運動をしている方が働いている感触がある。


 で、珍しくビラを受け取ってくれた上に候補者に興味を持ってくれた老婆との会話が俺を傷つけた。


 曰く、
「なんか悪いことをしたやつがおるやろ?!」
「なんかパーティで金をとったのにせんかった奴とか」
 と、言われた。
 それは維新の会が事件の発覚の後に推薦を取り消した村山祥栄候補の事ですね。でも、その老婆は候補者の名前を憶えていなかった。



 京都市長選に立候補するために自民党から離党しようとして除名処分を食らった京都市議の二之湯候補もいる。
 その親の二之湯智元国家公安委員長も政治資金パーティー疑惑を持たれている。


 二之湯しんじ候補は44歳で僕と同じくらいの年頃だが、YouTubeでスパチャを受けているらしいが、そのカメラの裏に親の元国家公安委員長が控えていて配信中にもカンペで指示を出しているらしい。僕なら恥ずかしくて死んでいるね。40過ぎてYouTube配信動画に親の指示を受けてるなんて。


 もちろん、自民公明立憲オール与党の推薦を受けている松井孝治候補も政治資金パーティをしている。



 というわけで、福山和人候補以外の京都市長選候補の3人はだいたい政治資金パーティーの問題を抱えているので、そのことを前述の老婆に伝えたのだが、


「松井さんって参議院議員を2期も務めたすごい人やわー」「やっぱり市と府と国は同じ自民党でまとまらないといかん!」と言われた。


 びっくりした。


 その老婆は政治資金パーティーが悪いということは恐らくワイドショーで見たのであろう。しかし、自民党が推薦している民主党政権時代の参議院議員だった松井候補が政治資金パーティーをしていたと認識していないようで、参議院議員は偉い、自民党でまとまるのがいいという権威主義が骨身に染みているようであった。


 市と府と国は与党の自民党で統一されるのが理想なら、もう選挙などする意味が消失するのだが。悪夢の民主党政権がそんなに嫌だったのか。悪夢の民主党政権時代の官房副長官の松井氏が自民党から推薦を受けたらそれに従うのか。


 大半の有権者は自分が応援していない候補の政策やマニフェストを読み込んで判断することはしない。僕は面倒だったけど一応、主な政策は対立候補でも読んでいたのだが。
 政策よりも、政治資金パーティーが悪いとテレビで放送されていることよりも、議員は偉い、与党に従うのが正しい、ということを、話しかけられて応援候補の政策や政治資金パーティについての報道情報を説明した人から肉声で「自民党しかダメ!」と言われたことは割とショックだった。


 一般の市井の人はここまで物を考えていないけど投票権を持っているのかと慄然とした。


 しかし、普通選挙権があるから僕のような無職の精神障碍者も選挙権があるのである。



 というわけで、こういう書きたくもないけど書かざるを得ない嫌な愚痴をnoteに書くために結局飲酒しながら徹夜してしまった。本当に人間はどうしようもないな。まあ、全員がそうとも限らないが。
 かといって、共産党員だから共産党の方針を妄信するようにもなりたくない僕は自分で色々と情報収集をして、疲れてしまうのです。


 やはり大衆は偉い人に従うのが性に合っているのだろうか。しかし、機動戦士クロスボーン・ガンダムとか青年のための読書俱楽部を読んできたオタクとしては自分で考えることをやめたくはないので、やっぱり疲れる。それが主権在民の主権者の義務であり権利なのです。



 はぁああああ~~~(ため息)。しかし、我々は人類すべてに対して「よくあれ」と言うすべをもたないのだ。


 まあ、でも、僕はよく考えたら脳内妹以外のホモ・サピエンスに対しては「形が似ているので似たような道具を使える」くらいの同族意識しかないし、無職の精神障碍者二級だし、創造主を否定するグノーシス主義で精神の本体は基底現実ではなく脳内妹のいる至高現実にあるので、基底現実の地方選挙で誰がどうなろうが、市民が苦しもうがどうでもいいと言えばどうでもいい。


 福山和人候補の応援もどうせヒマなので(冬に登山すると遭難しやすいので)、日課の散歩のついでにやっているだけなので。どうでもいいと言えばどうでもいい。


 しかし、やはり人間は僕にとって不愉快なものなのだなあと思ったし、そんな程度の嫌悪感をブログよりアクセスが少ないnoteに書くだけでもストレスで徹夜してしまった。


 はーーー。いやだいやだ。選挙が終わったらまたアニメやガンダムの事ばかり考えていたい。

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