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大好きな26時のマスカレイドが解散発表をした話。

それは突然起きた話。

タイトル以上でも以下でもない。
今年4月。それは突然起こった。

私がだいすきなニジマスこと、26時のマスカレイドというアイドルグループが今年の10.30をもって解散する、という発表がされた。

ソレは突然で、すやすやとお昼寝と称する2時間くらいの睡眠から目が覚めてスマホに目をやると、LINEの通知とInstagramの通知。
LINEもInstagramも個人メッセの通知で、LINEは写真のみ送られてきていて不思議に思ってすぐに開いた。

届いていたのは公式から出た解散報告の写真。
目を疑って、「え?は…?え??」と久しぶりに自分の戸惑う声を聞いた。

気付けば涙がポタポタと溢れて理解できていない頭とは別に心がギュッと痛くなってた。
エゴサをしてファンたちの悲痛の叫びをみて、メンバーの言及ツイートをみて、やっと頭が追いついて。
いなくなっちゃうんだ、と分かってしまって、寂しいを全開にしたツイートをなげた。

Instagramの方に来ていたDMの中身も彼女たちの解散についてで私を心配する言葉が届いていて、もうなんかいっぱいいっぱいだった。

ぶわっと推してた日々がよみがえって涙腺にきて。
感情の赴くままに写真フォルダを見返して。

「メジャーデビュー ミニアルバムがオリコン1位になったとき」
「メンバーが卒業するライブの前に他のメンバーがなげていたInstagramのストーリー」
「普通の女の子になった彼女の写真」
「卒業して四人体制になったときのリハーサル写真」
「音楽アプリの彼女たちのアルバムのそれぞれのソロ曲の画面」

写真フォルダの中にある彼女たちの写真やら記録やらがもう本当に涙腺を刺激して涙がとまらなくなった。
メジャーデビューの少し前くらいから彼女たちをすきになったから、今年で3年目。
これより数字は伸びることはないんだろうな。アッまた泣きそう。

好きになったきっかけの話。

元々、女性アイドルグループに特段推しを作ったりするタイプではなくて、よく音楽を聴くだとかその程度だったはずなのにニジマスは特別だった。
私が好きなコスプレイヤーさんがニジマスのメンバーをかわいいかわいいと話していて、「推しの推しかあ。気になるどんな子なんだろう」という感情が全ての始まり。

«地下アイドル»という単語を聞いたことはあっても意味としてはあまり知らなくて、彼女たちがはじめてだった。

初めて見たMVは確か"はないちもんめ"(可愛いので是非みてほしいからYouTube貼っておきます)
和風な衣装で踊る彼女たちが可愛くて、「嗚呼、私と契りませんか」の歌詞ですっごく沸いた気がする。契る〜〜〜〜〜!!ってなってた。
振りを覚えて曲も覚えて。他の曲もどんどん聞くようになって。
その時期が確かメジャーデビューのカウントダウンをしていた頃だった。

どんどん好きになって追いかけて。SNSもフォローしてFCも登録した。
ミニアルバムが出た日は日付を跨ぐと同時でiTunesで買って、オリコンランキングに名前が上がっているのを見て心が浮いた。
そのあとすぐにメンバーの大ちゃんが卒業してしまって切なさにやられた時期もあったけれど。

当時大学4年生だったから研究室で勝手にmv流したりして周りに布教していたり、その頃はまだ地方に住んでいたから偶然東京に行くという恋人にロフトでやってたグッズのお使いを頼んだり、買ってきてもらったグッズを研究室で開封して推しの来栖がでて叫んだり。
なんというか当時が一番キラキラと彼女たちを追っかけていたと思う。

ニジマスがだいすきだったけれど、ライブの様子をYouTubeで見たときにコール&レスポンス?とやらについていけず、そのハードルがどうしても越えられなくてどうしてもライブまで踏み切れなかった。
やっとの思いで覚悟をして、大学を卒業して上京する、って年に布教に成功した友人を誘って初めてライブのチケットを取った。のだけど。その年は2020年。行く予定だったライブは中止になった。
悔しかったなあ。なんでこんなタイミングで、って。やっとだったのに、って。
仕方がないことだったけど、返金するとき悔しくて涙が出た。

その後は情報を追っかけたり、みんなのSNSをみたり、写真集を買ったりスイパラコラボに行ってみたり。YouTubeの通知が来たら急いで開いて可愛いところをスクショする。小さなオタ活。
正直情勢的にそれが限界だった。
それがここ2年の話。

そして4月。解散発表が起きた。

武道館ライブの話。

もう叶わない夢と化していた武道館ライブを9月中旬に最初で最後やる、という話が舞い降りてきて無くなってしまったライブに一緒に行く予定だった友人に急ぎ連絡をした記憶がある。
当日、仕事がバタついてるにも関わらずもぎ取った半休で一緒に参戦した。

2年越し。初めてのニジマスのライブ。
彼女たちをみたらきっと泣いてしまうと思っていた、んだけど。
最初は涙なんて出なくて驚いてしまった。多分実感がなかった。

ただセトリがどんどん進んでいって、”ハナイチモンメ”が流れた瞬間いろんなものが込み上げてきてしまってハイになっていく心とは裏腹に寂しさがすごく出てしまって。
体に染み付いた振りも彼女たちの顔も声も歌も全部大好きなのにしんどくて、恋かよ、なんて今なら突っ込めるんだけどライブ中はペンラと小さな旗を振りながらハンカチを握りしめてた。

その後も時折泣かされたりしつつアンコールまで進んで。
彼女たちが一人一人武道館まで来れた気持ちを話してくれたのだけどライブ中一番泣いたし、みんなの涙声が涙腺を刺激しまくって本当にダメだった。

初めの頃はショッピングモールでライブをしてその時は10人くらいしかいなかったしリーフレット的なものを手渡ししていたという話をリーダーのえじが確かしていたのだけど、本当に胸がギュッとなった。
私が出会った頃はもうたくさんファンがいたわけだけど、そういうのを経て彼女たちはあの場所に立っているって思うともう本当に感情がバグるしかない。

「これから悲しませてしまうかもしれない」という言葉が痛くて仕方がなかったけれど、でも出会わなければよかったとは思わなかった。彼女たちが本当に大好きだなあと思えるライブだった。

君に逢えてよかった 心から
心から/26時のマスカレイド

ラスライまで約2週間のタイミングでこの記事を完成させる意味の話。

今でも彼女たちを見るとやっぱり切なくて、武道館ライブの話はやっと書けたような状態だったりする(そしてこうやって書き進めているいまもめちゃくちゃ泣いてる)。
というか、そもそもこの記事は解散の話が出てすぐに書き始めていたはずで(好きになったきっかけの話を書いている途中で止めていた)、あとひと月切ったこのタイミングでどうしてまた書き連ねてるのかというと、このまま終わってしまうのが寂しく思えたからだったりする。

正直解散発表以来これ以上好きになっても26時のマスカレイドはいなくなっちゃうんだよなあという気持ちに苛まれる時が多々あって、ヘッダーにしている”未来へのハーモニー”はリリースされた当日はmvが見れなかった。ラストソングの文字にどうしてもmvを見ることが怖かった。

武道館ライブまでにはみなきゃ、と1週間後くらいにみてやっぱり泣いて。
気付いたら彼女たちをみて嬉しいと感じるよりも、寂しくて泣いてしまうことの方が増えてしまっていて。それ自体が寂しいことだよなあと。
好きだから推しているのに、追いかけているのに、切なくなってたら本末転倒もいいところ。

だからこそ。
私はニジマスが大好きだから、心の整理も兼ねてたくさん愛を残したいと思ってしまった。
寂しい気持ちも本物だし、好きだから切ないのだから、この気持ち丸ごと”愛”だよね、と。

だからこれは、彼女たちへのラブレターに当たるんだと思う。
ニジマスを大好きな、1ファンからのラブレター。
彼女たちがニジマスである残りの時間を私が後悔しないために。

たくさんの幸せをありがとう。
大好きを目一杯込めて。

一方通行でも構わないんだ
ダンデライオンに恋を/26時のマスカレイド
笑った君の顔 響いた君の声も
滲ませないから…
時が経っても
七色のツボミ/26時のマスカレイド
あなたとわたしだけの宝物が
色褪せぬように磨き続けよう
懐かしい景色を たまには見に行こうよ
二人だけの初めてをもっと/26時のマスカレイド

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