【読切り連載】~僕の親友は不法滞在37~ 中国人留学生的アルバイトの脱法裏話

 前回は外国人留学生のアルバイトの労働時間の制限について、特にベトナム人についてだったけど、やはり、3000年の歴史、来日の歴史も3000年級の中国人留学生の裏話。
留学生は週28時間労働が上限です。法律で決められています。
 情報網が昔から整っている中国人界では、ある手口が広まっていました。
 僕は中国人とはあまり親しくはならなかったので、詳しくは理解していないのですが。
 ビザの更新時に、アルバイト等の収入状況を報告する為、入管に通帳の写しを提出させられます。中国人留学生は情報がしっかりしてますから、まず来日した当初から通帳を複数作っておきます。そして複数の仕事をして一つは28時間以下に抑えておき、その28時間以下に抑えた給与の振り込み専用の通帳だけを入管に見せます。雇用主に理由をなんか言って、2つの通帳に入れてくれないかと頼みこむのも手です。2つの通帳に給与を入れること自体は違法ではありませんから案外雇用主は聞いてくれるでしょう。
 ベトナム人たちはこういう情報がないので、例えば、親友Hたちは初め聞いたことがない〇〇信用金庫みたいな通帳を作っていて、ATMがないって困ってました(笑)それを聞いて、都市銀行の通帳を作らせに行ったのを覚えています。
 とにかくベトナム人と中国人との大きな違いは「情報」の多さ少なさでした。
 と、言っていますが、今や日本政府の思惑により、ベトナム人実習生は膨れに膨れあがり、かなりの情報網ができあがっています。
 

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