【祝】お金ライターコンテストで大賞頂きました!

FROGGY×note「#お金ライター 投稿コンテスト」にて、なんと大賞をいただいた。

ちなみに、受賞の連絡を頂いたその時、私がいたのは病院のベッドの上だった


陣痛の真っ最中だったのである


これまでの人生においてぶっちぎりナンバーワンの強烈な痛み(無痛分娩だったのだが、お産を進めるために一時的に麻酔を切られていた)に耐えながら、私はスマホを確認し、小さくガッツポーズした。そして、思わず口走ったのだった。

「この賞金を、個室入院代に充てよう……!!」

付き添いの夫曰く、苦し気で弱々しかった表情が、この時だけはいきいきと輝いたと言う。

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これまでこんなところに賞金の使い道を発表した人がいたかどうか知らないが、このまま続けさせていただくと、そんなわけで賞金は受賞作内にも登場した「差額ベッド代」となりました。

選んだ部屋は(もちろん受賞しなくてもそうするつもりでいたのだが)トイレ・シャワー付きの個室で、これが出産当日~翌日まで病室安静を喰らってしまった私にとっては大正解であった。夫に泊まってもらい、身の回りの世話をしてもらうことができたし(大部屋だとできない)、深夜でも遠慮なくナースコールを押し、カテーテルで尿を採ってもらうことができたからである(これは大部屋でもできるだろうけど、「自分だけ」だとやはり気が引ける)。
一泊につきプラス2万円ちょっととやや贅沢ではあったが、大部屋の場合は購入しなくてはいけないテレビカードが必要なかったり、冷蔵庫に「ご自由にお飲みください」のジュースやお茶が入っていたりと、さながら
「ちょっとしたビジネスホテル」(夫談)
だったので、「ものすっごく高い」とは感じなかった。


2万ちょっと×普通分娩後の入院5日間。

少し足は出たが、ありがたく、本当にありがたく、私は産後のナーバスな時期を快適に過ごさせていただいた。

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受賞の連絡を受けた時、胎内から全力で骨盤と子宮口を頭突きしていた息子は、生まれた時よりもずっと人間らしくなって、現在、実家のリビングに敷いたベビー布団の上ですやすやと眠っている。

短い期間で家族の増減をいろいろ経験してきたが、覚える感情は違えど、そのどれもが「お金がかかる」ことであったことは間違いない。
(余談だが、2018年の5月に妊娠が発覚し、12月に出産したため、2018年4月に開始され19年1月に撤廃された妊婦加算をまともに加算された。もちろん、そんなものが開始されたことは保健センターも、産婦人科ですら教えてくれなかった

自分も含め、大切な人に使うためのお金は、ケチりたくない。

そのためにも、この身に余る賞をきっかけに、もっともっと自分らしくお金を貯める・使う術を身につけたいと思う次第である。


さらに余談。そんな息子の育児ネタアカウントを始めたので良ければ読んでやってください。


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砂東真実
サポートをご検討いただきありがとうございます! 主に息子のミルク代になります……笑。