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たいやき くりこ庵、天音(ともに吉祥寺)

頭から食べる?
尻尾から食べる?
えー、頭から食べるのなんか残酷!
尻尾なんてあんこ入ってないジャン!
クリーム美味しいよね。
えっ、邪道!!

***

何かと争いを起こしやすい食べ物だとおもいます、たい焼き。

1匹ずつ焼くのと個数を一気に焼くの、呼び名がちがうと聞きました。
もとは鯛以外の形もあったらしいです。

様々なミラクルが重なり、生き残っている鯛焼き。

泳げたいやきくんの歌詞を聞いて思う。
「海に飛び込んだのさ」→びしょぬれ
「おなかのあんこがおもい」→水を含む

そして訪れる衝撃のラスト「おじさんに食べられた」……!!

海水を含み、びしょぬれになった鯛焼きは、絶対不味い。

鯛焼きは、焼きたてカリカリに限ります。

***

くりこ庵さんはチェーンの鯛焼きや。
種類もいろいろあるし、値段も手頃。皮は比較的もちっとしている。
どれにしよう、と迷う時間が至福です。
写真は紫いもあん。「成分上青くなることがあります」と言われ、言われた通りに青くなったけど、何なんだ。リトマス紙? アントシアニン?(←適当)

天音さんは、かりっとした羽と、ほどよい薄さのもちもち記事が魅力。
先日のHanak○でも裏おやつとしてとりあげられていたけれど、鯛焼きって裏か? むしろ堂々老若男女のおやつじゃね?
味はつぶあんと、限定のごまあんが少量のみ。他にようかんなどを売っているところを見ると、半分和菓子やなんですかね。
あんこが大変美味です。

***

さて、我が家で起こったたいやき戦争。それは

「羽の有無」

でした。

餃子にしてもたいやきにしても、羽というものは、はみだした余分な部分ながら、独特の香ばしさを生んでいて非常に美味。
しかも、「ひとつ分より多くある!」というお得感も感じられます。カリッとしてるとなおよし!!

しかし、そんな羽を憎む人間が身近にいたのです。

それは

弟。

なんでなん……?

同じ親の元に生まれて同じもの食べて育ってきたのに……。

いわく、
「羽は邪道」

しかも天音さんのを見て一言、
「鯛の形が許せない」

はっ!?

幼い頃は年に何回も水族館に連れていかれたほど魚が好きだった弟。きみは何をもってして
「これは鯛じゃない!」
という判断を下したのだね。

しかし、
「デザインが許せない……許せない……」
と言いながら、彼はたい焼きをパクパク食べている。何故。

「美味しいから!!」

……あ、そうですか。

そんなわけでたいやきから導かれた結論。
おいしい、 という快楽は、争いを凌駕する。

あなたは何派?

サポートをご検討いただきありがとうございます! 主に息子のミルク代になります……笑。