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まだ終わっていない物語を人生と呼んでいるだけなのだ。

物語ることによって汝みずからを救え。

2020年の個人的キーワードに「物語」が浮上しました。

年末年始にかけて、ある一冊の小説を読みました。そこにあった言葉たちにゾワゾワ触発され、筆を走らせています。

森見登美彦の『熱帯』。
詳細は割愛しますが、絶対に最後まで読めない奇書『熱帯』をめぐる混乱と冒険の物語です。

※noteタイトルは『熱帯』文中から拝借しました。

人生は物語だ、わたしは主人公だ

ここには、モチーフとして随所にアラビアンナイト=『千一夜物語』が登場します。キーワードは「物語」。

暴君シャハリヤール王から命を守るため、シャハラザードという少女が毎夜「物語を語る」仕立てだからです。

『熱帯』文中には、「物語」や「創造」にちなんだ多くの名言が出てきます。

物語ることによって汝みずからを救え。
まだ終わっていない物語を人生と呼んでいるだけなのだ。
創ろうとするからいけないのだと僕は思った。
自分はただ忘れているだけであって、創られるべきものはすでにそこにある。

わたしたちは物語の"主人公"としてそれぞれの人生を歩んでいます。

人によっては、走ったりつまづいたり、立ち止まったりしながら、物語を紡いでいます。
最後にどんな物語が完成するかは誰にも分かりません。

ただ言えるのは、自分は物語の主人公であること。自分の物語に登場する人物も、誰かの物語では主人公であることです。

物語が救うもの

2020年は、より意識的に物語に着目していきたいと思います。
自分という語り手を通して、自分の物語も、誰かの物語も、届けたい。
noteには、素敵な物語が溢れています。

「物語る」行為は、誰かの人生をいきいきと感じることに繋がる気がするのです。

そうして発せられた物語は、届いた誰かだけでなく、一番に自分を救うように思います。

いきいきとした物語に触れること。届いた物語が誰かを笑顔にすること。誰かを救うこと。
それにわたしは救われる。

物語ることによって汝みずからを救え。

2019年10月から、twitterとnoteを始めました。自分から何か捻り出して発信する機会が増え、苦しさを抱えた時期もあれば、楽しさで薔薇色な瞬間もありました。

これから先も、その場所で「物語っていく」のだと思います。自分の物語であったり、時には誰かの物語であったり、内容はさまざまだと思います。

どんな物語を語るにしても、主語は自分です。

どんな捉え方で、言葉遣いで、物語を届けていくのか。自分の思考の傾向やアウトプットの輪郭がより分かっていくと思います。

わたしのフィルターを通して、物語を誰かに伝える。

わたしの物語を誰かに語る
誰かの物語をわたしが語る
誰かにわたしの物語を語ってもらう

そうやって折り重なった未完成で進行中の物語たちもまた、美しいと感じるのです。

どんな物語もいつか完成する

人生の最後にどんな物語が出来上がるのか、わたしには分かりません。人生を終えるとき、どんな物語を誰に語っているのか想像もつきません。
ハッピーエンドかどうかも分かりません。

しかし、それで良いのです。

何もかも不確実で未完成に紡がれる物語そのものに、謎があり希望がある。

どう生きようが物語はいつか完成してしまいます。

これは非常に都合の良い現実だと思います。

そうであるならば、わたしはどんな風に進行中の物語を届けよう。そう、わくわくしてくるのです。

剣も魔法もないこの世界で、しかしわたしたちは「創造」することができる。自分たちの物語を。何でもない日常だって、わたしたちが生きる素敵な物語です。

物語はいまこの瞬間に、わたしの中で、あなたの中で、進んでいる。

まだ終わっていない物語を人生と呼んでいるだけなのだ。

2020年の所信表明とでも言えば良いでしょうか。

わたしは主人公として、自分の物語を語っていこうと思います。存分に楽しみ、悲しみ、その時々の自分を信じて進もうと思います。

あなたの物語にも存分にわくわくして、語っていきたいと思います。

あなたもあなたの物語をどうか大事にしてください。たまにわたしにもあなたの物語を聞かせてください。そして語らせてください。

まだ終わらない物語のどこかで、あなたと交差する日を待ち遠しく、楽しみに思っています。

▼twitterやってます。







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新卒1年目。GCストーリー株式会社/GC編集部/racisaプロジェクト。 人間の不完全さにきゅんとする。 毎日ていねいに暮らせなくても、自分が素敵と思える日常を送ろう。心のバスルームだと思っていただければ。