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その⑬『テニス』

スポーツが苦手である。少なくとも体作りが必須になった最近まで、自分の意志でやろうとはしなかった。したがってスポーツのテレビゲームもほとんどプレイしなかった――本作を除いては。

本作は、任天堂がファミコン初期にリリースしたソフトの一本。この時期の任天堂のスポーツゲームには定評がある。のちの各社の作品にまで影響したものが多いのだ。この『テニス』も同じ。画面の見やすさ、ルールの明快さ、そして操作性の良さは出色だ。ファミコンをしまう頃までプレイしていたし、中学生のころは確実にプレイしていた。

もちろん二人プレイもできる。筆者は友人や兄弟がいないとき、しばしばジョイスティックを足で操作してダブルスをプレイしたものだ。難易度最低の場合に限られたが、稀にコンピュータに勝利できたときはうれしかった。こちらに敗れたコンピュータ側キャラクターたちの挙動も見もの。ヘンテコな動きをすることがあるのだ。

だが今になって考えると、コントローラーを手に、足でジョイスティックを操作しながらコンピュータと対戦している中学生の図は絵的に……どうだろう? われながら、現在に通じるヘンテコさがある。笑いころげていたのは案外、こちらを見ていたファミコン側だったかもしれない。

私の拙い記事をご覧いただき、心より感謝申し上げます。コメントなどもいただけますと幸いです。これからも、さまざまな内容をアウトプットしてゆく所存です。どうぞよろしくお願いいたします。