見出し画像

その㉙ゲーム断ち記念・番外編    「ゲーム&ウォッチ ファイア」

先日、ゲーム断ちをした。近々ファミコンも処分するが、ゲームは筆者の育ての親。お世話になった感謝を込めて、自分のゲームライフの原点をふり返る番外編とする。

四十数年前、登場したての「インベーダー」などにもハマっていた幼き筆者。だがゲームを買ってもらい「自分だけのもの」にしたのは、「ゲーム&ウォッチ ファイア」が初めてであった。これがまあ、ツッコミどころのあるゲームなのである。

設定は単純。まず場面。火災が発生したビルと、少し離れたところにある救急車……スリリングですね。次に目的。火災から逃れる人々を、救急車へと運ぶこと……人道にかなっているなあ。そしてその手段。火から逃げて飛び降りる人たちを、担架で跳ね上げて放り込む……ストーップ!! 現在発売したらNT堂の株価暴落、世界経済にまで影響を及ぼしかねない凶悪案件である。そして、筆者が当時から入れていたツッコミがもうひとつ。

「担架で跳ね上げなくても、救急車をビルに近づければ救助できるやん!!」

そう、救助というのは名ばかり。救急隊員による遊びだったとしか考えられないのだ。こんな内容でも人気があったらしく、後年ワイドスクリーン版として強化リメイクされてしまう。ぶっ飛んだ設定と、子供が遊んでも普通に楽しいゲーム性とのギャップ。「三つ子の魂百まで」などということわざを真に受けると、今でも任天堂に「ファイア」のDNAが流れているという恐ろしいことに……あ、任天堂って書いちゃった。 

この記事が参加している募集

新生活をたのしく

私の拙い記事をご覧いただき、心より感謝申し上げます。コメントなどもいただけますと幸いです。これからも、さまざまな内容をアウトプットしてゆく所存です。どうぞよろしくお願いいたします。