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突然やってきた凹みの種を溶かしたのは。。。

「失明する可能性があります。」

そう言われるのは人生で3度目。

今までだって今日だって、
そんな事は全く思ってなかったので、
突然降ってきたその言葉は
まさに青天の霹靂。

最初は、ただただ恐怖に襲われました。
前回は、不安感でいっぱいになりました。
今回は、少し凹みました。

そして、
 そうなったら困るけど、、、
 大丈夫。
 色んな意味で大丈夫だな。


と思い至り、
薬をもらってからふらりとカフェへ。

夜9時だったけど
ホットチョコレート。

甘さと暖かさが身体と心に広がって、
じんわりと染み渡る様に
気持ちが落ち着いていきました。

....................................................................

カフェからさかのぼる事20分前。
診察室でドクターが、

  症状が出て2週間も経っているんですか?
  これは一刻も早く治療をしないと
  失明する可能性があるんですよ。

と優しく言いながら
視力検査をしてくれた時
無意識に、

  私、失明したくないなー。。。

と呟やいていました。
それを聞いたドクターが
少し笑って優しく呟いたのがこれ。

  んふ。(鼻で優しく笑う感じ)
  だよね。失明したい人なんていないよ。

by ドクター

これを聞いた時なぜか、

あぁ、そうだよなー。
なりたくて失明する人はいないよなー。

自分に起こっていることを、
ひとまず素直にそのまま受け止める事ができました

三度目の正直?!なのか
今回が1番緊急を要していて
切羽詰まってる感じはありましたが、
今回のドクターの言葉で

色んな意味で大丈夫な気がする。
悲観的になる必要はない。

と思えたのです✨

・手遅れです
・治ります
・いや、これは違う病気です

どの結果がきても
大丈夫な気がします。

そして

明日緊急で専門医の診察が受けられる様にと
書いてくれた紹介状を握りしめながら
病院を後にしたのでした。

その後は
冬のシドニーの冷たい風に当たりながら
トコトコと薬局へ薬を買いに行き、
カフェへと向かったというのが真相。


何気ない言葉や返答が
突然やってきた凹みの種を溶かしてくれた
事で
言葉の持つ力の新たな面と
自分の心の変化と成長が垣間見られた夜でした。

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