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術後2年、まさかはやはり突然やってくる【ワタシと夫と膵がんと30】

2022年5月下旬
いつもの様に膵管ステントの入れ替えに夫は入院。
コロナは落ち着きつつあるも、私は病室までいけないのでいつもの様に
ERCPはおひと様の夫。

治療が終わった夫と電話。
「今回は最後麻酔が覚めてきてしまって苦しかった」と。
「で、膵管をやけに塞ぎたがる細胞がいて、念のため細胞の検査出したって」と。
ん??
細胞の検査??

オイオイ夫。麻酔からまだ覚め切らないところで説明されてピンとこなかったかもだけど、引っかかろうよ。
「なんで細胞の検査したのか」
怪しいからだよね??

内視鏡室での経験がある私。
「医師が念のためね、と言って取る細胞は基本”怪しい面をしている”」
その話を聞いてから、無事に夫が退院して来てからもずっと引っかかっていた私。

それから2週間。その知らせは突然やってきた。

たまたま仕事が休みで家でお昼を取っていた私。
珍しく家の電話が鳴る
「S大病院消化器外科のSです。ご主人はご在宅でしょうか?」
・・・・・来た。
医者が患者の家に電話するのは基本悪いシラセ。

夫は仕事中で連絡が取れない状態だと話し、検査の事は聞いているので結果だったら私が聞きますと医師に伝えると
「検査した細胞から異形性が出ました。今後の方針を相談したいからご主人に外来に来て欲しい」
やっぱりか・・・・・。

それから夫に連絡を取り、一番早い外来を予約。

受診では
細胞診の結果は
「高分化な腺癌を疑う細胞」だそう。

局所の再発ならば、再度手術をし病巣を取り除く。
もし、転移があればその時はまた方針を相談。

先ずは体の中に病巣が散ってないか確認の為に検査。
造影MRI、造影CT、PETの検査が入っていく。

直近の造影CTは昨年末。特に病変は見当たらなかったとの事だが
さてどうなっているか。

その結果を、月曜日二人で聞きに行く。

大丈夫だと自分にも、夫にも言い聞かせ
検査からの日々を過ごしている。

けどここの所眠りが浅いのは、結果が気になって仕方がないから。

もし、の事を気にしたって仕方がない。
信じるしかない。夫の生きる力を。

神様・・・・もう少し試練を減らして貰えないだろうか
夫の命を助けて貰えないだろうか。
子ども達から、私から夫を奪わないで。




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