分娩期実習行動計画の例〜分娩第2期〜

*分娩第2期の定義


・子宮口全開大から児娩出

・排臨や発露が起こる

*観察項目・援助

・分娩進行状態
陣痛、子宮口開大、破水
胎位・胎勢、児頭の下降度、回旋
排臨:胎児が下降して会陰が膨隆し、陣痛発作時に陰裂が開いて児頭が現れる状態
発露:娩出が近づき児頭が間欠時にも陰裂がみられる状態

・体位
上体を起こす姿勢をとると重力により分娩進行が促される。

・産痛緩和
腰部から臀部へのマッサージや臀部・肛門の温罨法

・排泄
子宮口開大後も自力でトイレにいける場合はトイレでの排尿が可能である。
自然排尿されない場合は、発汗の程度・飲料物の量・膀胱充満の程度を確認し、尿の貯留が認められる場合は導尿をする。

*配慮点

・陣痛の強度が強くなり、呼吸や痛みによる恐怖や不安をより感じる為、産痛緩和や声掛けを産婦さんに合わせて行っていく。

・産婦さんの発汗状態に合わせて扇ぐ。

・胎児の心拍数の減少、産婦の異常出血が起こりやすい為、注意する必要がある。

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他の分娩期についても書いてみました。よかったらお読みください!

分娩期実習行動計画の例〜分娩第1期〜
https://note.com/nurse_knowledge/n/n81582875c954


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