見出し画像

「こってりMAX」は天下一品史上、最強なのか?

新メニュー「こってりMAX」


京都が誇る人気ラーメン店天下一品の新メニュー、こってりMAXを食べてきました。6月12日より全国販売開始らしいのですが、待ちきれなかったので先行販売をしている高円寺店に行ってきましたよ。

並は1210円。お昼ご飯としてはけっこう、しますね。いまは普通のこってり並でも920円

なお注文時に麺の太さを聞かれました。標準と細麺があるらしいのですが、無難に標準にしておきました。

ドンブリ、受け皿、レンゲまでオールレッド!

で、きました。こってりMAXです。
赤ドンブリ。いいですね。超こってりの黒ドンブリの時も思いましたが、ドンブリの色が変わるとプレミアム感が出ますね。平成ライダーのフォームチェンジみたいでテンション上がります。響鬼紅みたいで、いいですね。

食した感想。


ふだん食べているこってりと比べると、粘度や味が濃くなっているのですが、正直、こってりでもじゅうぶん味が濃いよな。などと思ってしまいました。
以前、紹介した超こってりのときは、スープに泡立ちがあったり、刻み玉ねぎがあったりと創作性を感じたのですが、こってりMAXこってりと同ベクトルのまま進化(エスカレート)させた感じですね。

ドラクエでたとえるなら、戦士からパラディンになったのが超こってりだとしたら、戦士からバトルマスターになったのがこってりMAXて感じですかね。余計わかりにくいですね、すいません。

麺や具材は通常のものと同じですね。麺の注文は細麺にしておけばよかったかも。細麺にしておいたほうが、より、粘度を増したスープに絡みつくのでしょう。

天下一品フリークとして普段からこってりを食べ慣れているような人は、一度は注文すべきメニューだと思いますが、こってりが過ぎるし値も張るので、通常のこってりでいいかなと思いました。

ふと昔の先輩を思い出す。


あれは今から30年近く前のこと。職場の一つ上の先輩から美味い飲食店を教えてくれと言われ、天下一品のことを紹介したのです。そしたら先輩は天下一品にドはまりしたのです。
そのハマり用はというと、店で飲食した時にはかならず、お持ち帰り用のラーメンを買って帰るほどです。
最初に紹介したのは僕のほうだというのに、その先輩はことあるごとに天下一品マウントをしかけるようになったのです。

こんなやりとりもありましたよ。↓
「なぁ、お前はお持ち帰り用ラーメンの美味い食べ方を知っているか?」
「さぁ? ネギやチャーシューを増量するとかですか?」
「まだまだ素人やな。スープを割るときの水の量をやな、規定の量より、かなり少なめにするねん。そしたらな、ふだん以上にどろっどろのスープのできあがりや!」
「は、はぁ……なるほど」
「ま、それがプロの食べ方ってやつやな。お前はまだまだ素人やな」
「まぁ、お好きな食べ方でどうぞ……(紹介したの、僕なんだけどな)」

より、こってりを求める先輩のような人はこってりMAXは大歓迎なんだろうなと思いました。

天下一品の今後について


自分が高校生のときは600円代だった気がするのですが、だいぶ値上がりしましたね。700円代の時代が長かったので、1000円近い価格になると、気さくに入れるチェーンのラーメン屋のイメージが崩れますね。

最近はいろんなジャンルのラーメン屋ができたり、潰れたりして切磋琢磨しています。元フレンチや、和食の料理人がラーメンに参入したりして、レベルの高いものを作ったりしていますね。それに、ここ10年のあいだに家系やジローインスパイア系の店が急増しました。
ライバルが増えたので、いろいろと苦労しているのかなと思ってしまいます。

いままではどしんと構えていたのが、そうもいかなくなったのでしょうか。ここ最近は新メニューが目立ちます。
こってり唐揚げ(美味かったです)や、こってり天津飯(まだ未食です)こってりカレー定食なんてのもありますね(一部店舗のみ)

こってり杏仁。こんなのもあるのか!

こってり要素を打ち出したラーメン以外のメニューで勝負をかけているのかな。
僕としては、味がさね味噌ラーメンのような、こってり要素を残した新ラーメンを食べてみたいと思っています。

ラーメンというのはいまだに面白い店がたくさん出てくるので、目移りしてしまいますが頑張ってほしいです。

醤油や塩、味噌ラーメンしか知らなかった僕に、こんなものがあるのか!と衝撃を与え、
ラーメンとはこんな無限の可能性を秘めているのか! 他にもいろんなラーメンを探してみよう、とラーメンフリークにしてくれたのは天下一品。
いわばラーメン好きにさせてくれた原点ともいえる存在です。

こってりMAXの感想からは逸れましたが、天下一品の今後の健闘を期待しています。





#おいしいお店

この記事が参加している募集

スキしてみて

おいしいお店

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?