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『クソババァごめんなさい』

自閉症の我が子と二人三脚で駆け抜けた18年の奮闘記録。
ところどころに出てくる名言に「なるほど~」と唸りながら読みました。
たとえば…

「重荷が人をつくる。身軽足軽では人はできぬ」徳川家康
「受け入れることなしに、何も変えることはできない」ユング
「ないものを嘆くな。あるものを活かせ」松下幸之助

などなど…
小さな壁や大きな壁をひとつひとつ丁寧に乗り越えていく親子の姿に胸を打たれました。
自閉症と聞くと、「障がい」という二文字が過ぎりますが、自分でも当てはまる、わかると共感できる部分(空気が読めない、人間関係が苦手、不安症、完璧主義などなど…)があったものの、那奈ちゃんはひとつひとつ、失敗して、解決策なり克服法をお母さんと見つけたりして前に進んでいるのに対し、自分はどうにもならないから頑張るだけ無駄だと放棄していることに気づきました。これは他の人でも言えることなのかな?どれかひとつくらい、これわたしも!と思い当たるものがあるはず。
その時、どうすべきか?上記の名言を使うなら、自分の重荷と思っているものを受け入れ、活かす努力が誰しも必要なんだなと思いました。
勇気をもらえた一冊でした🙂

『クソババァごめんなさい』あらがき さより


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