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子宮卵巣摘出の術後経過と推し活の話


最後にnoteを更新してからだいぶ経ちました。
冗長で細かすぎる記事だというのに読んでくださった方には忍耐力証明書をお渡ししたいです。

あれからかれこれ術後6ヶ月、つまり半年が経過しました。

痛みも生理のめんどくささとも解放されたせいか、もう入院していたのが何年も前のことのように感じます。のど元過ぎればってやつですね。

退院2週間後の検査結果までは既にnoteに書きつけましたので、その後の様子や変化をこの記事にまとめます。もしかしたら似たような状況で経過で不安なことが生じて調べている人が偶然ここを見つけだしているかもしれませんからね。

手足や膝など関節の痛みと推し活のススメ

術後しばらくの間は慢性化していた関節痛が軽くなっていて喜んでいたのに、2ヶ月経過したらまた出ました。

私の場合、更年期の症状が出ていもおかしくはない年齢です。個人差が大きいので人によっては20代や30代でも女性ホルモンの分泌が止まり更年期同様の症状が出て受診する方もおられるとか(ソースはNHKの特集で2度ほど見た記憶より)。

しかし杞憂でした。

卵巣は一個残しておけば十分機能するらしく、血液検査でホルモン値が上限すれすれまで出ていて、「ぜんぜん更年期の値ではないです。痛みや症状は更年期とは関係ないですね」と主治医に苦笑いぎみに断言されました(笑)。

証拠の検査結果画像がこちら(不要な2回分の検査結果を切り抜いて個人情報を消した状態です)


関節痛の原因…、 た・だ・の・老・化!

ここだけの話、この2か月が経過する少し前くらいから急に推しコンテンツに出会ってしまい、推し活に夢中になっていました。
医療ビンボー生活の真っ最中だというのに目をハートにしてグッズをポチりまくり、映像を周回視聴しまくり、とくに後悔もせず、現在も続行中です。

つまり、めちゃくちゃ元気でした。絶好調です。

推し活とは一種の疑似恋愛。キャーキャー胸キュン脳内フェスティバルがエブリデー開催されるので常時テンション高く過ごせていたためか、おそらくは女性ホルモンが大量に分泌されて(憶測)、関節が痛くても耐えられる・脳に血がめぐりまくる・推しのことを考えながらする排水溝掃除やシロッコファン掃除すらも苦にならない、という恩恵を受けました。

ちなみに推し活前よりも白髪の生えてくる数がだいぶ減りました。

レルミナで女性ホルモンを抑制していた時には前髪で5本くらい生えていたのですが、いま現在は1本も生えていません。

うさんくさい通販広告のあおりみたいですが何も売りつけないので安心してください。

アイドルや韓流ドラマにはまる人たちが年齢に関係なくお元気で、積極的に語学に切磋琢磨したり聖地巡礼の旅に出たりするご様子をうらやましく思っていましたが、いま自分がそんな感じなのですべてを理解しました。

ふーっ。尊い。←若い子の使う言葉はすぐに乱用させていただくスタイル

推し活、おすすめです。
感情をセーブしない全力投球こそがおすすめです。

漢方薬のススメ

推し活で万事解決というわけではありませんので、さすがに物理的に痛い関節痛のために漢方薬を処方していただきました。

婦人科系の病気による症状には漢方薬が有効の場合もあり、医師に相談すれば出してくれます。私の通っている病院も何が合うかは人それぞれなので試してみましょうと言われ、最初に出されたケイヒカジュツブトウが効いているような気がしたので3日に1~2回くらいのゆるい頻度で飲んでいます。

気がする、というのはケミカルな薬と違って劇的な効果がすぐに出る類のものではないからです。

私は絵を描くのと楽器で両手指を使うので手の指の関節痛だけは取り除きたかったので、運よく漢方がよく効いてくれてありがたいです。
症状が和らいでやるべきことができる水準にしてくれる、というのが私にはちょうどいいので飲んでいます。

ところで術後は怖くて自分のへそのお掃除できません

消えためまい

3年位前から帰宅時に玄関を上がるときや、キッチンで作業してるときにスポンジに沈むような、綿を踏むような、地面が1~2cm沈むようなめまいが起きることが時々ありました。
これは浮動性めまいと呼ぶらしいです。

理由はまったくわかりませんが、術後5ヶ月過ぎたころに気がついたらなくなっていました。

筋腫があると血液がそちらに回るので貧血になりやすいと聞いたことがあります(詳しくはかかりつけ医に相談してみてくださいね)。
術前後の血液検査では貧血ぎりぎりの低い値だったので、取り去った筋腫の分の血液がしっかり全身に回るようになったのかもしれません。

闘病中に毎日1粒飲んでいた鉄サプリメントも現在は飲んでいません。

極端な倦怠感は術後2か月まで

全身の倦怠感が毎朝起きるたびにしんどく、体を起こすのが億劫でした。よわい筋肉痛が全身にくまなく広がっているような変な感覚が続きましたが、2ヶ月経過したころにはほぼ元通り。

疲れやすさは半年たってもあいかわらずなので、たぶん日ごろの運動不足と、通常の老化現象で体力が落ちていてもおかしくない年齢なので気にしないことにしました!

よし! 元気だ!

出血は術後1ヶ月半まで

私の場合は術後の出血は気にならない程度の量(1~2滴くらい)が続き、2週間、3週間とたつ中でいつ止まるんだろうかと不安になったりしていました。体の内側で縫合された傷跡がいつまでもふさがらなかったらどうしよ~、と。おなかの中で開いちゃったらどうしよ~見て確認できな~い、とも(笑)。

しかしこれも杞憂。
1ヶ月半が経過したころに気が付いたら出血がなくなっていて、2ヶ月経過したあとは現在まで一度も出血していません。

未使用の生理用品もすべて不要となり、知り合いが欲しいというのであげました(もらってくれて無駄にならずこちらも助かりました)。

おそらく体内の縫合部がゆっくりと完全に塞がったから出血が止まったのだと思われます。
赤い血で下着も服も台無しになり、シーツやマットレスまで血まみれになって憂鬱になり誰にも話せなかったあの生理地獄の日々。相談サイトで頻出のよくあるトラブルではありますが、長年苦しめられてきたので生理とサヨナラできたことで私個人は良いことしかありません。

正直ものすごい幸せです。

いつでも白いスカートをはいて外出できるんですよ。

謎の幻痛?(現在)

片方の卵巣と子宮のあった位置に幻痛らしきものが時々ピリッと短時間生じることがあり、これは半年経過してもまだ起こっています。

子宮と卵巣や癒着をはがした所(腸や膀胱の周辺)が痛みを発してるのかなと思いましたが、医師に相談しても毎回ノーコメントでスルー。
たぶん原因がよくわからないのだと思います。

排便や排尿に問題がなく、理由はわかりませんが生活に支障がないのでこれも気にしないことにしました。

残っている右卵巣が悪化したり、リンパや他の影響での痛みだったらいつかまた手術を受ける日が来るかもしれませんね。

体温の高さ

手術前から体温が常に36.8~37.4度とやや高めの状態が続いていて、レルミナ服用の影響か、卵巣がバグってるからだと自分では思っていました。
コロナのご時世の通院と入院だったので37.5を超えると門前払いになるので、0.1度差で越えなかったのはラッキーだったのかもしれません。

それなのに術後3か月以上たってもあいかわらず体温が高めで、よりによって気温が低い日に千葉市動物公園(風太君がいる)を歩き回ったら汗だくになり、ナニコレオカシイ高イ熱デテルヨ!と焦り、おみやげのブチハイエナさんのステッカーやカワウソさんクッキーを手に帰宅後すぐに体温を計ったら35.4度。

自分の体温の高低もろくにわかってない人、確定。

もうわけがわかりません。
5ヶ月経過する頃までには平熱にもどり、それ以降も熱があるような軽い頭痛がしたときに計るとと36.5度より低い日がとても増えました。
原因は謎です。これも老化?

ちなみに推し活・漢方薬・動物園のことはSNSにポストした春の思い出まとめイラストでも描いていました。

普通に考えて私の体調よりも夫氏の仕事鬱のほうが重くて、かわいそうだった記憶しかないです。

血圧の変化

体温が下がる謎現象の一方、血圧は正常どころかスーパー優等生レベルに変化しました。

もともと血圧は20歳の頃からずっと正常髙値血圧の範囲でやや高めでしたが、術後半年経過したら至適血圧になっていました。
これは正常の範囲の中でもさらにやや低い数値で、健康長寿の人たちに多い値でもあるらしいです(総合病院のwebサイト情報より)。

筋腫があると血液を余分に多く巡らせるせいで貧血になることがあるという前述の話と同様に、心臓にも負担がかかる場合があると聞いたことがあります。

筋腫や卵巣嚢腫(膿疱)が血圧を高める原因になってたのかも?

もし私が長生きできたら、余分な筋腫ばかり育てまくってしまった子宮さんやジャンガリアンハムスターの大きさまで巨大化した卵巣たちとサヨナラして血圧が下がったおかげなのかもしれませんね。

せっかくなので長く人生をエンジョイしてやろうと思います!😊


ここまで読んでくださりありがとうございました。

THANK YOU

毎回やたらと個人的なあれやこれやまで書きつけておりますが、自分が病気について知りたいときにできるだけ細かく克明に知りたいと思うたちなので、同タイプの人向けに書いています。

少しでも疑問や不安を抱いている方のお気持ちが軽くなる一助になれば幸いです。

また健康をテーマに更新した時に読んでいただける機会がありましたら、どうぞよろしくお願いします。


おまけ

よろしかったら拙作のLINEスタンプもついでにのぞいて行って下さるとうれしいです。ほかにも動物ばかりたくさん描いています。


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