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デザイナーにとって、商用利用を許諾するってどういうこと?

日々の徒然かきまーす!
って言った直後に、

”商用利用” ”許諾” なんて、
カッチカチなタイトルを書いちゃいましたが・・・

「nunocoto fabricの生地の特徴ってなんですか?」

って聞かれたとき、一番のポイントになるところなので、
ここは、宣伝がてら(チャッカリ)
書かせてもらおうかな~と思います!

nunocoto fabricの生地の最大の特徴は、取り扱うすべてのデザインが
”商用利用可能”であることです。

現在2,000以上の柄を取り扱っていて、提供してくださっているデザイナーさんの数も50名を超えました。
そして参加してくださるすべてのデザイナーさんから、商用利用の許諾をいただいています。

nunocoto fabricの生地と柄を提供してくださっているデザイナーさん一覧


”商用利用”というのは、
布の場合、生地を使って作った作品を、
誰かに販売してもよいか?
ということ。

minne(ミンネ)やCreema(クリーマ)などのハンドメイドサイトで販売する作品は、商用利用可能な資材を使っていることが基本条件です。

ハンドメイドの各種権利については、
姉妹サイト「koshirau(こしらう)」で紹介しているので、読んでみてくださいね。


通常、生地屋さんに行くと、いろんなブランドの生地が店頭に並んでいるため、商用利用OKな生地とそうでない生地がごちゃまぜになっています。

だから、布小物やお洋服を販売するハンドメイド作家さんは、お店に作品作りの材料を探しに行ったら、生地の”みみ”の部分に、商用利用について書いてないかチェックしたり、ブランドのHPにアクセスして調べたり、場合によっては、メーカーさんに問い合わせたりします。

この、”ごちゃまぜになっている”ってけっこう大変です(汗;)

そこで、nunocoto fabricの生地は、デザインをご提供いただけるか、デザイナーさんにお話をする時点で、商用利用の許諾をとることにしました。

じゃあ、デザイナーさんにとって、商用利用を許諾するってどういうことなんだろう?と、今回ちょっと逆の視点から考えてみました。

デザイナーさんにとって、生み出したデザインは、
わが子のようなものだから、
実はこれ、すんごーーーく、デリケートな部分でもあるんです。

もちろん、商用利用を理由に、参加をお断りされたケースもあります。

主な理由は
1.自分のブランドを大事にしたい
2.自分の名前が付いた製品が知らない間に世に出回ることに違和感がある
3.自分のブランドとの価格の相違

など、ブランディングに関わる部分です。

3.については、デザイナーさん自身も、デザインした生地や製品を販売している場合にあてはまります。

だから、自分の作ったデザインの生地が、
”何になるのかわからない”
というのは、
ブランドが独り歩きしてしまったり、
”オフィシャルな製品と見分けがつかないものが出回る可能性がある”

ということ。

そして、モノづくりする人にとって、
”商用利用の許諾”というのは、
とっても大切な判断であるということを、私たちも認識しています。

そんな中、現在参加してくださるデザイナーさんは、
みなさん商用利用を許諾いただいた方で、
そのうえで、nunocoto fabricの商品は成り立っています。

ほんとうに感謝です^^

そして、商用利用を許諾してくださったデザイナーさんとの契約にも特徴があります。

当店の生地のデザインは、
単発の買取りではなく、ご提供いただいたデザイナーさんに、継続的に報酬が入る仕組みを採用しています。
nunocoto fabricのサイトがある限りは
生地が売れるたびにデザイナーさんへ
報酬が支払われるようになっているんです。

通常、デザインは単発の買取りが一般的。
だから、デザイナーさんは、
自分が生み出したデザインがどれだけ大ヒットしようと、
収入が増えることはありません。

そこを改革してみよう!

と、思い切ってこのような契約にしました。

さらに、それだけではなく、
日々のデザイナーさんとのやりとりの中で、
nunocoto fabricのお客様に好まれるのはどんなデザインなのか?
や、どのシーズンにどんな生地が求められているか、などの情報交換を行っています。

現在は入園・入学シーズン真っ盛り!
1年で最もキュートな生地が売れるシーズン。

デザイナーさんたちの渾身の新作が勢ぞろいです。
「入園・入学グッズにおすすめの生地」をぜひチェックしてみてくださいね。

入園グッズに限らず、お子さまのアイテムづくりにおすすめですYO

BY nunocoto fabric

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