布忠

布屋忠次郎、略して布忠こと、坂井信生です。 キリスト信者(プロテスタント系)で日本を愛…

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布屋忠次郎、略して布忠こと、坂井信生です。 キリスト信者(プロテスタント系)で日本を愛する千葉県民の会社員です。

マガジン

  • 布忠の本棚より~最近読んだ本~

    買って満足して積ん読にしてた本をがんばって読もうキャンペーン中。 最近読んだ本など、紹介していきます。

  • やさしい聖書のお話

    私たちの教会の礼拝では、牧師の説教とは別に、教会のみんなが交代で聖書のお話をする枠があります。子供たちにもわかりやすいように、短く簡潔に「お話」が語られます。 コロナ禍をきっかけにYouTubeに教会学校チャンネルを開設して、毎週日曜日の朝に動画を配信することを始めました。 このマガジンの記事は、教会学校チャンネル担当の布忠が作成しています。動画では尺の都合で原稿を大幅カットしているので、noteの記事が完全版というかディレクターズエディションになります。 私たちの教会というのは、千葉バプテスト教会(日本バプテスト連盟)です。 ただし記事は担当している布忠こと坂井信生が個人の責任で作成しています。千葉バプテスト教会、日本バプテスト連盟、プロテスタント、キリスト教を代表したり、布忠がお世話になっているクリスチャンや牧師、友人知己家族を代弁したりするものではありません。

  • キリスト教問同書を読む

    教理問答書とか信仰問同書とか未読のまま積ん読になっているのを、少しずつ読んでみます。

  • クリスチャンとLGTBQ

    クリスチャンはLGTBQの人たちについてどう考えるか。 教会はLGBTQの人たちをどのように受け入れていく(あるいは受け入れない)のか。 これが難しいのは、キリスト教は「ヒューマニズム」よりも「聖書」が優先だからです。 だから性的少数者についても、世の中では受け入れる方向へ進んでいて「どのように受け入れていくか」という話になりつつあるのに、キリスト教ではまだ「受け入れるのか否か」が議論になっています。「聖書はなんといっているか」の理解が割れているためです。(ここはイントロなので、簡潔さのためにちょっと乱暴な書き方になっています。記事でちゃんと書いていく予定です) このシリーズでは以上について、いちクリスチャンとしての「私は聖書をこう読んでいる」のnoteで整理していこうと思っています。

  • クリスチャンは聖書をこう読んでいる【テキスト版】

    「日本人」「クリスチャン」という属性を持つ布忠が、聖書をどう読んでいるかを書いていきます。 一部はYoutubeチャンネル「でもクリ×聖書」で公開している内容のテキスト版となります。

最近の記事

  • 固定された記事

2023年は「キリシタン解禁150年」

明治6(1873)年に明治政府はキリシタン禁制を撤廃。今年2023年はちょうど150年ということで、当時の行政文書などを読んでみます。 《2023年6月14日》「敦賀県届」の文字起こしと読み下しを追加しました。これで全文書となります。 はじめに2009年には、プロテスタント宣教師の本土初来日から150年が記念されました。 2015年には、潜伏キリシタンが名乗り出てから150年が記念されました。 だから2023年には、「キリシタン解禁150年」が記念される、と思ってたのだけ

    • キリスト教の原点にして頂点 | 第1コリント1:23-24 | やさしい聖書の話

      なぜ日曜日に礼拝?千葉バプテスト教会では、こうして日曜日に教会に集まって主を礼拝しています。 なぜ日曜日なのでしょうか。 聖書のどこに「日曜日に主を礼拝しなさい」と書いてあるのでしょうか。 実は聖書ではなく、私たち千葉バプテスト教会の信仰告白に「週の初めの日を主の日と定め、公の礼拝を守り」と書いてあるからです。 週の初めの日である日曜日に、公の礼拝つまりみんなで一緒の礼拝をさげます、ということを私たち千葉バプテスト教会が決めたから日曜日に礼拝しているんです。 主を礼拝す

      • 降誕劇『その夜ベツレヘムで』(オリジナル新作)

        登場人物羊飼いA 羊飼いB ナレーター 台本一幕もの。礼拝堂をベツレヘムの町に見立てている。 ナレーション: その夜、羊飼いたちは野原で野宿しながら羊たちの番をしていました。 すると突然、天使たちが現れて告げたのです。 「今日、ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになりました。この方こそ主、メシアです」 そこで羊飼いたちは大急ぎで、ダビデの町と呼ばれるベツレヘムに向かいました。 (羊飼いAと羊飼いB、礼拝堂に駆け込んでくる) 羊飼いA:(息を切らせながら)

        • 神にかたどってつくられた、最新バージョンのあなた | 創世記1:26-2:4 | やさしい聖書の話

          2023年7月9日(日)の教会学校でのお話をもとに。 創世記のナゾ?「大事なことだから1回しか言わないぞ」 ていう人がいるけど、おかしいよね。 大事なことなら、何度でも言わないとでしょ。 先週から創世記の、天地創造のところを読んでいます。 第6日には、神は、陸上の生き物をつくり、そして人間をつくりました。 で、創世記には、神が人間を作ったということが、4回も書かれてるのね。1章27だけで3回、2章7にも1回。 上記のとおり1章27に「男と女に創造された」と書いてあるのに

        • 固定された記事

        2023年は「キリシタン解禁150年」

        • キリスト教の原点にして頂点 | 第1コリント1:23-24 | やさしい聖書の話

        • 降誕劇『その夜ベツレヘムで』(オリジナル新作)

        • 神にかたどってつくられた、最新バージョンのあなた | 創世記1:26-2:4 | やさしい聖書の話

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        • 布忠の本棚より~最近読んだ本~
          0本
        • やさしい聖書のお話
          110本
        • キリスト教問同書を読む
          10本
        • クリスチャンとLGTBQ
          3本
        • クリスチャンは聖書をこう読んでいる【テキスト版】
          20本

        記事

          天地創造と科学と聖書 | 創世記1章 | やさしい聖書の話

          2023年7月2日(日)の教会学校でのお話をもとに。 7月から9月は創世記の、アブラハムが登場する前くらいまで読みます。 聖書の神様を信じない人や、クリスチャンでも奇跡は信じない人たちが、神話だと思っているところです。 神が世界をつくったとか、ノアの洪水とか、バベルの塔の話を、詳しく読んでいく感じです。 天地創造(1章の場合)1章には、神様が世界を作った天地創造のできごとが書いてあります。ざっくりいうと、 1日目、神は光をつくった。 2日目、神は世界を「空」と「水」に分け

          天地創造と科学と聖書 | 創世記1章 | やさしい聖書の話

          あなたたちにできると信じている【ローマ15:14-15】【やさしい聖書の話】

          2023年6月25日(日)の教会学校でのお話をもとに。 パウロの確信ローマの信徒への手紙、ローマ帝国の首都ローマ市に住んでいるクリスチャンたちにパウロが書いた手紙を読んできた、その最終回です。 パウロは、ローマのクリスチャンたちにこう書いています。 兄弟たち 兄弟という熟語は、「けいてい」と読むとこれは兄と弟のことですが、「きょうだい」と読むと、兄と弟のことでもあるけれど、姉と妹も含めて「同じ親から生まれた人たち」のことです。 イエス様を信じる私たちは男でも女でも、ある

          あなたたちにできると信じている【ローマ15:14-15】【やさしい聖書の話】

          信仰について-キリスト(その3)【バプテスト初歩教理問答書】

          キリスト教の教理問答書を読んでみるシリーズです。 これが正しいというのではなく、いちクリスチャンとして好き勝手に思うこと感じることを書いています。 引き続き『バプテスト初歩教理問答書』(1979年)から、 「Ⅱ信仰について」の「(3)キリスト(35-54問)」より、 王であるキリストについての部分です。 Ⅱ信仰について (3)キリスト -その3第45問、神の国は民主制ではないよね たぶん、日本の(おもにプロテスタントの)教会がけっこう、盛大に勘違いしていると思うのだけど、

          信仰について-キリスト(その3)【バプテスト初歩教理問答書】

          「自分をいけにえとしてささげろ」て、それどこの調査兵団【ローマ12:1】【やさしい聖書の話】

          2023年6月18日(日)の教会学校でのお話をもとに。 「犠牲」は「いけにえ」命をささげる ぼくたちはふつう、神様へのささげものとして、お金を献金します。 でも旧約聖書の時代は、神様へのささげものは、主に畑の作物と、そして生き物の命でした。 「犠牲」という言葉があります。 「犠」の字は「いけにえ」という意味で、古代中国で神様やご先祖様にささげるいけにえを指しました。その意味から、目的のために人が命をささげることも意味します。 「牲」の字は、お祭りで神様にささげる家畜のこ

          「自分をいけにえとしてささげろ」て、それどこの調査兵団【ローマ12:1】【やさしい聖書の話】

          神がユダヤ人を捨てていないことが私たちの異邦人の希望【ローマ11:25-36】【やさしい聖書の話】

          2023年6月11日(日)の教会学校でのお話をもとに。 神である主とユダヤ人主は、世界中の人たちの中からアブラハムを選びました。 主がアブラハムとその一族の神になって守り、 アブラハムとその一族が主の民となって従う、 という約束が結ばれました。 アブラハムの子孫はイスラエルという民族になり、イスラエルという国になります。 イスラエルは外国に滅ぼされ連れ去られるけれど、帰ってきた人たちがユダヤ人と呼ばれます。 ユダヤ人たちは、先祖と主の約束を大切にしていました。 主はユダヤ

          神がユダヤ人を捨てていないことが私たちの異邦人の希望【ローマ11:25-36】【やさしい聖書の話】

          「キリストの風」アンケートに答えてみた(2) | クリスチャンとLGBTQ#3

          引き続き、 セクシャルマイノリティ当事者のためのクリスチャンの集い 「キリストの風」集会 のアンケートに、個人として答えを考えてみます。 質問2以下の質問で、はい・いいえ・わからない・その他のいずれかに〇をつけてくださいA)礼拝に参加することができますか? 私の答え 同性が恋愛対象の人:はい トランスジェンダーの人:はい 私個人の考え方として、礼拝にはすべての人が招かれていて、参加することができます。 私の教会も同じ考え方だと思います。 B)洗礼/バプテスマを受けるこ

          「キリストの風」アンケートに答えてみた(2) | クリスチャンとLGBTQ#3

          「キリストの風」アンケートに答えてみた(1) | クリスチャンとLGBTQ#2

          キリストの風「キリストの風」という、セクシャルマイノリティ当事者のための集会があります。 各教会に、セクシャルマイノリティの人を受け入れられる教会であるかのアンケートを協力依頼していて、その結果をホームページで公開しているので、教会に行ってみたいセクシャルマイノリティにはおすすめのサイトです。 セクシャルマイノリティ当事者のためのクリスチャンの集い 「キリストの風」集会 私の教会にも3年位前にアンケート用紙が送られてきまして、その時は回答は送らなかった(回答できるほど教会

          「キリストの風」アンケートに答えてみた(1) | クリスチャンとLGBTQ#2

          「自分の聖書」を持てる幸せ【ローマ10:6-8】【やさしい聖書のお話】

          2023年6月4日(日)の教会学校でのお話をもとに。 聖書を持つことのハードル今の時代、日本では「自分の聖書」を持つことができます。 私が初めて「自分の聖書」を持ったのは、教会幼稚園の卒園式でもらったものでした。 でも「自分の聖書」を持てるって、実はすごいことなんです。 聖書を持つことは危険 北朝鮮では、聖書を持っているというだけで、つかまって死刑にされます。残念ながら今の時代でもこういう国は少なくはありません。 本が超高級品だった時代も 聖書以外の本でも、普通の

          「自分の聖書」を持てる幸せ【ローマ10:6-8】【やさしい聖書のお話】

          キリスト教とLGBTQ #1 キリスト教界は遅れている?

          新シリーズ始めます世間ではすでに、LGBTQ等の呼び方をされているいわゆる性的マイノリティの人たちを社会はどう受け入れていくのか、という方向へ議論が進んでいるようです。 性的マイノリティの人たちが、差別や偏見を受けてきた、あるいは差別や偏見を回避するために苦しい思いをしてきた、そういう「生きづらさ」を社会はなんとかするべきだ、と。 以前には「同性婚を認めるべきかどうか」など、各論の部分で「衝突」していた印象がありましたが、最近は総論について「議論」ができるようになってきたよ

          キリスト教とLGBTQ #1 キリスト教界は遅れている?

          信仰について-キリスト(その2)【バプテスト初歩教理問答書】

          キリスト教の教理問答書を読んでみるシリーズです。 これが正しいというのではなく、いちクリスチャンとして好き勝手に思うこと感じることを書いています。 引き続き『バプテスト初歩教理問答書』(1979年)から、 「Ⅱ信仰について」の「(3)キリスト(35-54問)」より、 予言者、祭司、王であるキリストについての部分です。 Ⅱ信仰について (3)キリスト -その2第40問、預言者、祭司、王なるキリスト 聖書箇所はそれぞれ、キリストが「預言者」「大祭司」「王」であることを示す。

          信仰について-キリスト(その2)【バプテスト初歩教理問答書】

          初穂祭と復活祭と聖霊降臨祭【ローマ8:18-30】【やさしい聖書のお話】

          2023年5月28日(日)の教会学校でのお話をもとに。 初穂祭と復活旧約聖書の中で神様はイスラエルに、「こういうお祭りをしなさい」ということをときどき指示していまいす。 過ぎ越しの祭りは、主がイスラエルをエジプトから救い出したことを記念するためのもの。 過ぎ越しの祭りのあと七日間は除酵祭です。 除酵祭は「酵母を除く祭り」ということで、パンをふっくらとふくらませない、カチカチのかたいパンの祭りです。イスラエルがエジプトを出ていくとき、急がなければいけなかったのでパンをふく

          初穂祭と復活祭と聖霊降臨祭【ローマ8:18-30】【やさしい聖書のお話】

          信仰について-キリスト(その1)【バプテスト初歩教理問答書】

          今回から「Ⅱ信仰について」の「(3)キリスト」の章にはいります。 長いのでまずは第35問-第39問を。 今回はもしかしたら(いつも以上に)各方面からお叱りを受けるかもしれませんが、あくまで私個人の理解ですので。 Ⅱ信仰について (3)キリスト -その1第35問、神の製造物責任 製造物責任法、いわゆるPL法というのものがあります。ざっくりいえば「メーカーは売ったあとあとまで、製品に欠陥があれば責任があるよ」という法律ですね。 これを援用してなのかこじつけてなのか、「子供に

          信仰について-キリスト(その1)【バプテスト初歩教理問答書】