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いま一番飛んでいて欲しい車のプラモデル:安室透のRX-7

車は地面を走るもの。そんな常識は100億の男、安室透には通用しません。

という訳で出オチですが、私もHuluでせこせこと黒の組織関連話を漁り、ようやく映画館で執行されたひとり。皆さんも映画後半で「ちいっ!」と発した時はとうとうニュータイプ覚醒かなと思ったことでしょう。

そんな安室さんの愛車の白い悪魔、RX-7。本編含め、その大胆な使い方は財力と思い切りの良さを併せ持つ男の強さを感じさせます。この車がカッコよかったので産まれて初めて車のプラモデルを作ってみました。

▲ばーん

買ったのはこちらのアオシマのザ・モデルカーシリーズ。

一口にRX-7と言っても実車にいろんなバリエーションがある上、プラモデルの方も複数メーカーから出ているため、安室透のRX-7に一番合うものを選ばねばなりません。100%合致するものはないので、どこを妥協するか。
今回はサクっと作って飾る目的なのでボディの外形が再現されてることを優先。タミヤはウイングの形が大きく異なるためウイングの形が合っているアオシマのキットを選択しています。ボディが銀色なので白に塗り直さなきゃなーと思っていたのですが…

▲白と黒のストイックなプラモデル感がそこに

幸いボディの成型色が白なので説明書通りに組んで部分塗装した後光沢クリア吹いて完成。カーモデルはボディがフロント部を除いて1パーツで成型されているのが面白い。ぶっちゃけ似たようなパーツが複数あったりパーツの位置決めは大変でしたが「自分の好きなように作るんだよ」という前提がカーモデル界の中では常識なのかもしれません。

▲安室さんのRX-7

成型色に光沢スプレーで十分求めるレベルになりました。パーツ自体は少なく合わせ目もないので軽く作ろうと思えば土日で完成できます。そういう意味でもカーモデルはプラモデルの「ユーザーがいて初めて完成し、最終形もユーザー次第である」点が強く出ている種類だと思いました。

1つだけ、ナンバープレートだけ凝りました。安室さんのナンバーは「新宿330 と73-10」なので再現。フジミの自分でナンバープレートのデカールを作れる商品で1文字ずつ貼ってます。細かい位置決めが必要な作業でしたが、特に大変だったのは「新宿」の文字。新宿地名は架空なので対応する文字がありません。今回は新潟の"新"と宮崎の"宮"を貼った後レタッチして新宿っぽく見えるようにしています。

アニメを観ていて、RX-7のカッコ良さは上から見た時のリアウィンドウだと思いましたが箱絵にそのアングルは無く。。完成させた人だけの楽しみということにしておきましょう。車の中は頭空っぽにしてつや消しブラックをドバーっと吹きました。

▲そして飛びます

安室さんの車の印象的なシーン飛ぶかドリフトか逆走。手元にあるRX-7はプラモデルなので容易に飛ばすことが出来ます。飛んでる車が目の前にあるだけで面白いのでみんな飛ばしましょう。スタンドはご家庭に1台はあるバンダイアクションベース。色はもちろん擬似太陽炉の赤ですよリボンズ。

▲これは空中のトラックに横から突っ込んでる時
この時のねー、安室さんの表情がいいんですよねー

▲これは最後ビルから飛び出す時

私は車を持っておらず乗ることもないのですが、初めて「車の立体物」を手に取り組み上げるとその形状への愛着が一気に湧きました。プラモデルの醍醐味の1つは手の中で組み上がることで形状の理解度がめちゃめちゃに上がっていくこと。今の私は道行く車がどんな顔なのかどんなボディーのくびれなのかを目で追ってしまう人間になりました。きっかけは何でも、一度踏み入れてみるものです。

一通り飛ばした後はお部屋のインテリアに。ぜひ。

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