境界性パーソナリティ障害と診断されるまで
医師でも判断は難しい
現在の病院への通院歴は4年半になりますが、最初の半年は発達障害、その後の半年は不安障害と診断され、境界性パーソナリティ障害と診断されるまで1年かかりました。
当初、自己診断で当てはまるものが多かったADHDを疑い、数時間かけてWAIS-Ⅳやエゴグラムなどの心理検査を受診したのですが、ADHDよりもむしろASDの傾向が強いという結果が出ました
一方、エゴグラムでは父性、母性、大人らしさ、自由な子どもらしさ、順応な子どもらしさ、全て高い数値で数十パターンの性格いずれにも該当せず、「初めて見たパターンでよくわからない」と主治医に言われてしまう始末でした……
その後、診察やカウンセリングを重ねていくうちに、“人目があると緊張して不安になり、発達障害のような症状が現れる不安障害”だと診断されました。
しかし、希死念慮がやたら強いこと、対人関係において困難を抱いていることが新たに分かり、“分析と対策をしすぎた故に、主治医まで欺いてしまうほど症状を抑えられている境界性パーソナリティ障害”だと判明しました……
福祉学部出身かつ福祉部署所属で、日頃から心理学、精神医学、哲学などの本を読んで知識を蓄えたりしていたため、客観視して衝動を抑制させる力が身についていたようです。
長々と書いてしまいましたが、境界性パーソナリティ障害の中には私のように内に秘めているタイプもいるんだなくらいに思ってもらえると、周囲の理解を得られにくい一当事者としてはありがたいです。
続きはまた気が向いたら書こうと思います……