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専業主婦6年生

息子がようやく熱も下がり、学校に行きました。

復活するまで約2週間。
なかなか下がらない熱。
先が見えなくて不安な毎日だった。

パートだったらクビになる案件かな…

「すみません休みます」と誰にも言うことなくゆったりとした気持ちで看病できる。

どっちが休むかと毎朝夫とケンカすることもなくゆったりとした気持ちで看病できる。

誰にも迷惑をかけてない。
あー専業主婦で良かった…と心底思った。

懐かしい…

働いていた頃は子供がまだ小さくて。
体が弱い方だったんだろうな。
体調を崩しがちで、2人の子供の間でのうつし合いっこ時々私にうつることも多くて。
結構仕事を休む「子持ち様」でした。

夫とは社内結婚。
実家には頼れず、夫が激務でなかなか休めないことも割と理解していただけた職場ではあった。
そして正社員という鎧によって護られていたことも大きかったと思う。
だから「クビ」とは無縁の大変恵まれた環境で私は働かせていただいておりました。

女性が多い職場だったけど、当時は小さい子供を抱える「子持ち様」が少なくて。
彼女達もきっと、様々な思いを胸に私のフォローにまわってくれていたんだろうな。
本当にいつもいつも助けてもらっていました。

男性はというと、理解に乏しい家庭より仕事のご年配の男性上司もいれば、割と寛大に理解してくださった家庭も大事にな若めの男性上司もいました。

ホント様々。

家では今は当たり前のワンオペ。
早く早く!と子供達を捲し立て、私は高速ロボットのように家事をする日々。

家庭と会社の板挟みに苦しみ、一体何のために働いているのかわからない日々。
やがて息子はヤンチャをするようになり、
「お母さんの愛情が足りないと思います」
と学童の先生にお叱りを受け。

もう辞めよ…

と夫の理解を得て社会から離脱すること6年。

子供達を「おかえり!」と迎え。
学校での出来事を沢山話してくれて。
(グチが大半^^;)
私はうんうん。とただ聞いているだけなのに、子供達はスッキリした顔で友達と遊びに出かけたり、次の日また学校に行ったり…

その繰り返しだけど、今がいちばん幸せかもしれない。

と思った専業主婦6年生。

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