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主役じゃないスティーブ・ジョブズのお話

スティーブ・ジョブスが嫌いでした。アップルに心酔している奴らがそのすばらしさを語るときのドヤ顔もまた。

マッキントッシュやiPod、そしてiPhoneが世の中に何をもたらしたかなんて大したことじゃないし、無かったからって世の中そんなに変わってたのかわかりません。現代に子供たちが抗わないといけない誘惑が増えただけなんじゃないか、とも思います。

大体、スティーブ某もビル某も、自分の子供にはスマホ触らせなかったって聞いたことがあります。とはいっても、代わりに馬とか島とか買ってやるなんて、普通出来ないですが自分も金あればそうするかな。

出回ってたドキュメンタリー物の書籍や映画で見た(読んだ)彼は、絶対に同じ部屋の空気を吸いたくないタイプの人物像だったと記憶しています。

しかし、その嫌いなはずのスティーブ某が、一度目のがん摘出後に入学も卒業もしていないスタンフォード大学の卒業式でしたスピーチを聞いて、ちょっとぐっときたんです、心が。

自分の生い立ちと、ビジネスでの失敗、学生へのアドバイス的なメッセージ(反省はあまりなかったような・・)とってもいい話なんです、ご存じの方多いとは思いますが。

人間って変わるんですかね。

死にかけたからか、子供ができたからか、大失敗(Appleクビ)の後の大成功(PIXAR 大ヒット)があったからか。いや、実は中身は何も変わってなくて人当たりだけが変わったのか。

そんな「彼」の変わったかもしれない時期のお話でもあります。「彼」のことを書いた著書では明らかにないのですが、そういう見方でも結構読めるというご紹介。

すごく控えめですが、人が人に影響を与える過程の一つが読み取れるのではないかなあと思います。


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