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生きること、死ぬこと、そのむこう

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牧師として、人の生死や生きづらさの問題について、できるだけ無宗教の人とも分かちあえるようなエッセーを書いています。一度ご購入頂きますと、過去の記事、今後更新される記事の全てをご覧…
このマガジンの記事を踏み台に、「そういえば、生きてるってなんだろう?」と考えを深めて頂ければ幸いで…
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2020年4月の記事一覧

「戸に鍵をかけて在宅」聖書のおはなし

'その日、すなわち週の初めの日の夕方、弟子たちはユダヤ人を恐れて、自分たちのいる家の戸に…

それは呪いだったのか

されど人の子を賣る者は禍害なるかな、その人は生れざりし方よかりしものを(1917年 大正改訳…

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家にいてつらいときの祈り

'同じように、妻たちよ、自分の夫に従いなさい。夫が御言葉を信じない人であっても、妻の無言…

「なぜ泣いているの」聖書のおはなし

'週の初めの日、朝早く、まだ暗いうちに、マグダラのマリアは墓に行った。そして、墓から石が…

受難日のおはなしから

'また、御子はその体である教会の頭です。御子は初めの者、死者の中から最初に生まれた方です…

「あとから思い出す」聖書のおはなし

'その翌日、祭りに来ていた大勢の群衆は、イエスがエルサレムに来られると聞き、 なつめやしの…

見て、観る

ニュースを見ても、ツイッターを見ても、また、わたし自身が発信している言葉自体も、コロナウイルスにまつわることばかりである。そして今、わたしはひとり聖書を読みながら、先駆者たちのことを想っている。 教父たちにせよ、宗教改革者と呼ばれる人々にせよ、異端として処断されていった数々のセクトにせよ、近代の神学者たちにせよ。彼ら彼女らは戦乱や気候の変動、あるいは疫病に直面したときに、その思索を巡らせたのであった。いや、思索を巡らせる前に、まず祈ったのであった。祈りのなかで紡ぎ出された言

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