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NumataTaira
2022年2月11日 22:20
〈少年の夢〉その晩のあまりに寒きに少年は思ひを奪はれたり時凍つままに時虚しく流れ去ぬ夢の街に槌音の絶え木々の枝の垂れ沈む雪凍つ晩に思ひの灯は灰燼に消え入りぬ〈終末〉戦争らしい避難所に大勢の人たちが集まりあわてた様子で行き交っている野戦病院なのかわたしが廊下を出口に向かって走っていると涙と鼻水で顔をぐしゃぐしゃにした女の子に出くわしたどこの誰かもわからず身