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#029もちぎさんとマイノリティ

ところで,もちぎさんをご存知ですか?
「ゲイ風俗のもちぎさん」という書籍の作者です。

昨今は「差別」を問題とする動きが活発です。
この動きは基本的人権という意味合いにおいて非常に重要です。

西暦2020年という歴史の中ではいろいろなことがありました。
その中で,差別は作られてきました。
もちろん良いか悪いかといったら悪いことでしょう。

歴史の中では,さまざまな出来事の中で生じてしまいました。
主に「政治」や「宗教」を背景として生まれています。
「統治」するということはそういうことだったのでしょう・・・

もちぎさんはその生い立ちのなかでさまざまな体験をされています。
それは,一言で語れることではありません。
1人1人の人生は奥深く複雑なものです。
それを一言でラベリングすることの難しさたるや・・・

「マイノリティ」という呼び方も適切かどうか・・・
もちろんそれは何かしらかの運用上必要なラベリングなのでしょう。
しかし,1人1人を見て行った時にそこに同じ人はいないため,
マイノリティもマジョリティもありません。
そこにあるのは「1人」です。

一時期,ミラーニューロンが話題となりました。
本当にざっくりと言うと「真似をするための脳神経」です。
真似をすることを良しとする進化をしてきたということでしょう。

それはもしかしたら
グループになること,集団になることが生まれながらに
プログラムされているということなのかもしれません。
もちろんそれは種の保存のためということになるのでしょう。

そのような中で「マジョリティ」であることが良しとされ,
「マイノリティ」が排除されるという経過なのかもしれません。

「考える葦」として今ためされているのかもしれません。

もちぎさんの本はどれもおもしろいのでオススメです!!

ノンフィクションとフィクションのボーダーラインっ!
(20200814作成記事)

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