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読んだり、観たり、おすすめ作品とか

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2023年12月の記事一覧

積読の棚卸し_100日後にZINEをつくる、58日目

積読の山は今年も高くなる一方で、読みかけで放置している本も積読本なのか、1ページでも読んだら積読本ではないのか、過去の自分が読みたがったけど今の自分は「気分じゃない」と言ってる本は積読本なのか、もう積読本の定義がわからなくなっている。 まだ読まれていない大量の本の中にもスタメンがおり、最近買われたり借りられたりしたフレッシュな本はスタメン入りする。が、管理能力のない監督はスタメンを増やしすぎてスタメンらしい活躍させることができない。 要するに、わたしは自分が今読んでいる本が

読むこと_100日後にZINEをつくる、54日目

苦戦した課題を2本送信し、久しぶりに晴れ晴れとした気持ちになっていたら、ポストに来月提出期限の課題が3つ届いていてヒザががくんと折れる。 明日までにとうてい読み切れないだろうとあきらめていた文庫と向き合う。 あまりの面白さに手がとまらなくなる、なんてことはわたしの場合あまりなくて、その作品に対してスイッチがONに入りっぱなしになる。 頭がその世界とずっとつながってしまう。 「早く読み進めたい」よりも「ずっとここにいたい」気持ちになって、読んでは戻り、読んでは戻り、で進まな

映画『Coda』は美しい愛の物語なのか_100日後にZINEをつくる、48日目

ヤングケアラーの授業の一環で『Coda あいのうた』を観た。 第94回アカデミー賞で作品賞、助演男優賞、脚色賞の3部門を受賞した作品なのでご存じの方も多いはず。 「海の町で暮らす17歳のルビーは家族の中でたった一人の健聴者であり、耳が聞こえない家族の通訳として家業を手伝っている。『ろう者でありながらも陽気で明るい家族』のケアを背負わされながらも、自分の才能を開花させて夢に向かって歩きはじめる」 このユーモアがちりばめられ、美しい歌声に彩られた映画を好きにならない人がいるのだ

役者漫画3+1選_100日後にZINEをつくる、41日目

北島マヤに憧れて中学校では演劇部に入ったわたしは、子どもの頃から演劇や俳優の漫画や本が大好物。 言わずもがな、の名作『ガラスの仮面』 未だに完結していない、演劇漫画の傑作オブ傑作。 1976年に連載開始し、2012年に49巻が発売されて以降休刊中。 小学5-6年生の頃にマヤに出会い、その才能に度肝を抜かれて自分でもパントマイムの練習をしたり、狼少女になってみたりした。 「嵐が丘」「たけくらべ」「真夏の世の夢」「ヘレンケラー」は『ガラスの仮面』で知ったつもりになっている